王座戦の日程と結果|2022年(第70期)の場所や予選の状況。永瀬拓矢の四連覇か、挑戦者か。
王座戦は現在、永瀬拓矢さんが三連覇中です。すごい!
2022年の第70期はどうなるでしょうか。永瀬拓矢さんが四連覇を果たすか。それとも挑戦者がもぎ取るか。
大注目です!
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王座戦のスケジュールと会場
(2022年7月26日更新)
王座戦の初戦の日程、場所が発表されています。
- 第1局 2022年8月31日(水) グランドプリンスホテル新高輪
- 第2局 2022年9月13日(火) 名古屋マリオットアソシアホテル
- 第3局 2022年9月27日(火) ウェスティン都ホテル京都
- 第4局 2022年10月4日(火) 元湯 陣屋
- 第5局 2022年10月12日(水) 常磐ホテル
楽しみです!!
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王座戦の2022年のスケジュールや場所はまだ発表されていません。
ですが、おそらく例年通り9月~10月に開催されると思います。5番勝負というのも変更はないでしょう。
ここで、2021年と2020年のスケジュールと場所を確認してみましょう。
2021年
- 第1局 2021年9月1日(水) ホテルメトロポリタン仙台
- 第2局 2021年9月15日(水) 西浦温泉 旬景浪漫 銀波荘
- 第3局 2021年9月22日(水) 元湯陣屋
- 第4局 2021年10月5日(火) ホテルオークラ神戸
- 第5局 2021年10月12日(火) ryugon
2020年
- 第1局 2020年9月3日(木) 元湯 陣屋
- 第2局 2020年9月9日(水) ウェスティン都ホテル京都
- 第3局 2020年9月24日(木) 仙台ロイヤルパークホテル
- 第4局 2020年10月6日(火) ホテルオークラ神戸
- 第5局 2020年10月14日(水) 常盤ホテル
9月最初の水曜日または木曜日となると、1日(木)または7日(水)あたりですかね。
公式な発表を待つしかできない状況ですが、今から楽しみです!
第4局の結果
20時42分、184手で永瀬拓矢さんが勝利!
これで永瀬拓矢さんが王座を防衛。4連覇ということになりました!
おめでとうございます!
相変わらず超高速指しからのスタート。
開始35分で50手、午前終了時点で77手まで進んでいました。
この時点で永瀬拓矢さんのAI評価が56%。やや優勢に進めていました。
その後、何度か五分五分まで戻すことはあったものの、豊島将之さんにリードを許すことはありませんでした。
終盤、永瀬拓矢さんの王将がぐぐっと敵陣に迫りました。
持ち駒の少ない豊島将之さんは、捕らえきれないと判断したのでしょう。
184手で投了しました。
AI評価ではまだ15~20%残していましたが、永瀬拓矢さんの実力を信頼している、ということもあるのだと思います。
投了となりました。
これで永瀬拓矢さんは4連覇。
次回、防衛に成功すれば名誉王座の称号を得ることができます!
第3局の結果
永瀬拓矢さんが勝利。2連勝で王手となりました。
第2局と同様に早い展開となりました。
開始13分で40手を超えるところまで進みました。
第2局は五分五分のまま進みましたが、今回は10時20分頃に永瀬拓矢さんがAI評価で60%を超える状態に。
昼休みを挟んで永瀬拓矢さんが70%になり、その後もじわじわと詰めていきました。
17時を超えたころには豊島将之さんのAI評価が一桁になり、17時15分に投了しました。
93手での決着となりました。
第2局の結果
千日手指し直しの結果、永瀬拓矢さんが勝利!成績を1勝1敗のタイに戻しました。
千日手局
9時から始まった千日手局は驚きの超高速指しで始まった1局でした。
対局開始から15分で40手。30分で60手まで進むというフィッシャールールのようなスタート!
AI評価は動かず、ほぼ五分五分。
昼休みに入るころの持ち時間は豊島将之さんが約4時間、永瀬拓矢さんが約3時間。
この時間帯にしては大きな差が付いていました。
ちなみに昼休み前で93手まで進んでいました。
昼休みを挟んだ長考の末に、永瀬拓矢さんが指した94手目の1九金。
この一手でAI評価が一気に傾きました。
豊島将之さんが76、永瀬拓矢さんが24。
一気に永瀬拓矢さんが追い込まれた感があります。
このまま押し切るかと思いましたが。。。
このあと、豊島将之さんが勝利を確実なものにするためか、長考。
2時間52分の長考の後に95手目を指した一手で豊島将之さんの評価値が65に。
最近、長考のあとの一手でAI評価を落とす傾向にあるのが気になります。
さらに豊島将之さんの101手目(2五桂)でAI評価が50%に。
118手で千日手となりました。
余談ですが、解説の深浦康市さんはこんなツイートをしていました。
今日13日はABEMAにて第70期王座戦第2局の解説をさせていただきます。
永瀬-豊島戦。立会人福崎九段、聞き手香川女流四段。95歩型角換わり、の条件は2年前の叡王戦第2局とシチュエーションが同じ。その将棋は持将棋になりましたが果たして?(師匠)— 深浦一門 (@Fukauraichimon) September 13, 2022
なるほど。。。
指し直し局
19時13分開始。
持ち時間は、豊島将之さんが1時間、永瀬拓矢さんは2時間10分ほど。
さらに、永瀬拓矢さんが先手ということで、永瀬拓矢さん有利でのスタートとなりました。
両者互角で進んでいましたが。。。
豊島将之さんの54手目(3五銀)がAI的に悪手だったようで、評価値が25%に。
この後は持ち時間で有利な永瀬拓矢さんが慎重に手を進め、20時22分、105手で勝利をつかみました。
有利に進めていた豊島将之さんが押しきれずに指し直しとなってしまいました。
豊島将之さんは藤井聡太さんとの対局でも、長考後の一手で形勢を悪くしているように感じられます。
この第2局は、もしかすると王座戦の勢いを決定づける一戦になったかもしれません。
第1局の結果
挑戦者の豊島将之九段が勝利!
20時10分に永瀬拓矢王座が投了しました。110手での決着。
序盤から中盤を見ることができず、中継を見始めた頃には豊島将之さんが90%くらいの優勢でした。
永瀬拓矢王座は77手目(うろ覚え)で持ち時間40分を使い切り、その後も粘りに粘りますが。。。
最後は力尽きました。
豊島将之さんは後手番で勝利できたことがとても大きいですね。
一方、永瀬拓矢さんは後手番を苦にしないので、第2局での挽回も期待できます。
第2局も熱い熱い戦いになりそうですね。
挑戦者決定
2022年7月25日、永瀬拓矢王座への挑戦者が決まりました!
豊島将之九段です!
藤井聡太さんを破った大橋貴洸六段を123手で下して挑戦者となりました。
62期以来2回目の王座挑戦。今回は70期ですから、超久しぶりの挑戦となります。
さぁ、どんな戦いを見せてくれるか、楽しみです!
予選・挑戦者決定トーナメントの状況
王座戦の予選は2021年10月現在、既にスタートしています。一次予選のまっただ中ですね。
一次予選
一次予選はイ~ヘの6組に分かれてトーナメント形式で行われます。
このトーナメントを勝ち抜いた6人が二次予選に進出します。
四段~九段まで入り混じってのトーナメント。そして女流棋士も4人参加。
加藤桃子女流三段、里見香奈女流四冠が一回戦を勝ち抜いています。
最近、注目度がうなぎ登りの伊藤匠四段が2勝しています。
二次予選進出の棋士が決まりました!
- 高野智史五段
- 八代弥七段
- 真田圭一八段
- 出口若竹五段
- 服部慎一郎四段
- 青嶋未来六段
厳しい戦いですが、二次予選をどこまで勝ち抜けるか。
楽しみです!
二次予選
一次予選を勝ち抜いた6人と二次予選から参加の棋士を含めて、9グループで二次予選トーナメントが開催されます。
一次予選からの勝ち抜き組は4~5回対局してからの二次予選です。ハードですねぇ。
挑戦者決定トーナメント
二次予選を勝ち抜いた9人とシード棋士を含めて、16人でトーナメント形式で対局が行われます。
前年のベスト4とタイトルホルダーがここから参戦ということになります。
となると。
- 石井健太郎
- 木村一基
- 佐藤康光
- 飯島栄治
- 渡辺明
- 豊島将之
- 藤井聡太
この7人になります。この場合、どうなるのかな?二次予選が9組になるのかな?
また調べてご紹介しますね。ここを勝ち抜くとようやく挑戦者になることができます。
(2022年4月27日追記)
挑戦者決定トーナメントの組み合わせが決まっています!
- 佐藤康光九段
- 千田翔太七段
- 大橋貴洸六段
- 藤井聡太竜王
- 渡辺明名人
- 服部慎一郎四段
- 高野智史六段
- 石井健太郎六段
- 飯島栄治八段
- 丸山忠久九段
- 近藤誠也七段
- 豊島将之九段
- 出口若武六段
- 阿久津主税八段
- 西田拓也五段
- 木村一基九段
左のブロックには藤井聡太さんと渡辺明さんが。
右ブロックには豊島将之さん、木村一基さん、そして叡王戦挑戦を決めた出口若武さんがいます。
実力者ばかりですね。
このトーナメントがまたおもしろすぎるでしょ!
(2022年5月6日追記)
大橋貴洸六段と藤井聡太竜王の同期生対局は、129手で先手番、大橋貴洸六段の勝利!
なんと藤井聡太竜王を撃破しました!
これは大番狂わせというか、快挙ですね!
持ち時間
王座戦の持ち時間は一次予選からタイトル戦まですべて「5時間」です。
将棋の八大タイトル戦では予選のほうが持ち時間が短く、タイトル戦で持ち時間が長いという傾向があります。
しかし、王座戦はすべての対局で持ち時間は5時間。
それは「チェスクロック方式」を採用していることが大きいでしょう。
2019年の第67期からチェスクロック方式となりました。
チェスクロック方式とは、使った時間が1秒単位でずっと加算されるシステムです。
チェスクロック方式の他にはストップウォッチ方式があります。
この両者の違いはこちらの記事にまとめています。ぜひ見てみてください。
>>>将棋の持ち時間とは|ルールや食事・トイレ、チェスクロック・ストップウォッチ方式の違い
永瀬拓矢王座は防衛できるか
第69期王座戦五番勝負第4局は神戸市で指され、永瀬拓矢王座が挑戦者の木村一基九段を降し、3勝1敗で3連覇を果たしました。永瀬王座は開幕戦を落としたものの、第2局以降3連勝でタイトルを守り、叡王1期を合わせて通算獲得タイトルは4期となりました。(写真は対局開始前、日本将棋連盟提供) pic.twitter.com/YASvH5e6Tt
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) October 5, 2021
斎藤慎太郎さん、久保利明さん、木村一基さんを倒して、王座戦三連覇中の永瀬拓矢さん。
3回のタイトル戦の戦績は9勝3敗。勝率が高いです!
1日制のチェスクロック方式を得意としているのかもしれませんね!
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大盤解説会とか、めちゃくちゃおもしろいんですよね。
↓ ↓ ↓
今までの王座戦最多勝利は羽生善治さんの24回です!すげー!
一歩でも近づけるように、がんばってほしいですね!