王座戦の日程|2022年(第70期)の場所や予選の状況。永瀬拓矢の四連覇か、挑戦者か。
王座戦は現在、永瀬拓矢さんが三連覇中です。すごい!
2022年の第70期はどうなるでしょうか。永瀬拓矢さんが四連覇を果たすか。それとも挑戦者がもぎ取るか。
大注目です!
目次
王座戦のスケジュールと会場
王座戦の2022年のスケジュールや場所はまだ発表されていません。
ですが、おそらく例年通り9月~10月に開催されると思います。5番勝負というのも変更はないでしょう。
ここで、2021年と2020年のスケジュールと場所を確認してみましょう。
2021年
- 第1局 2021年9月1日(水) ホテルメトロポリタン仙台
- 第2局 2021年9月15日(水) 西浦温泉 旬景浪漫 銀波荘
- 第3局 2021年9月22日(水) 元湯陣屋
- 第4局 2021年10月5日(火) ホテルオークラ神戸
- 第5局 2021年10月12日(火) ryugon
2020年
- 第1局 2020年9月3日(木) 元湯 陣屋
- 第2局 2020年9月9日(水) ウェスティン都ホテル京都
- 第3局 2020年9月24日(木) 仙台ロイヤルパークホテル
- 第4局 2020年10月6日(火) ホテルオークラ神戸
- 第5局 2020年10月14日(水) 常盤ホテル
9月最初の水曜日または木曜日となると、1日(木)または7日(水)あたりですかね。
公式な発表を待つしかできない状況ですが、今から楽しみです!
予選・挑戦者決定トーナメントの状況
王座戦の予選は2021年10月現在、既にスタートしています。一次予選のまっただ中ですね。
一次予選
一次予選はイ~ヘの6組に分かれてトーナメント形式で行われます。
このトーナメントを勝ち抜いた6人が二次予選に進出します。
四段~九段まで入り混じってのトーナメント。そして女流棋士も4人参加。
加藤桃子女流三段、里見香奈女流四冠が一回戦を勝ち抜いています。
最近、注目度がうなぎ登りの伊藤匠四段が2勝しています。
二次予選進出の棋士が決まりました!
- 高野智史五段
- 八代弥七段
- 真田圭一八段
- 出口若竹五段
- 服部慎一郎四段
- 青嶋未来六段
厳しい戦いですが、二次予選をどこまで勝ち抜けるか。
楽しみです!
二次予選
一次予選を勝ち抜いた6人と二次予選から参加の棋士を含めて、9グループで二次予選トーナメントが開催されます。
一次予選からの勝ち抜き組は4~5回対局してからの二次予選です。ハードですねぇ。
挑戦者決定トーナメント
二次予選を勝ち抜いた9人とシード棋士を含めて、16人でトーナメント形式で対局が行われます。
前年のベスト4とタイトルホルダーがここから参戦ということになります。
となると。
- 石井健太郎
- 木村一基
- 佐藤康光
- 飯島栄治
- 渡辺明
- 豊島将之
- 藤井聡太
この7人になります。この場合、どうなるのかな?二次予選が9組になるのかな?
また調べてご紹介しますね。ここを勝ち抜くとようやく挑戦者になることができます。
(2022年4月27日追記)
挑戦者決定トーナメントの組み合わせが決まっています!
- 佐藤康光九段
- 千田翔太七段
- 大橋貴洸六段
- 藤井聡太竜王
- 渡辺明名人
- 服部慎一郎四段
- 高野智史六段
- 石井健太郎六段
- 飯島栄治八段
- 丸山忠久九段
- 近藤誠也七段
- 豊島将之九段
- 出口若武六段
- 阿久津主税八段
- 西田拓也五段
- 木村一基九段
左のブロックには藤井聡太さんと渡辺明さんが。
右ブロックには豊島将之さん、木村一基さん、そして叡王戦挑戦を決めた出口若武さんがいます。
実力者ばかりですね。
このトーナメントがまたおもしろすぎるでしょ!
(2022年5月6日追記)
大橋貴洸六段と藤井聡太竜王の同期生対局は、129手で先手番、大橋貴洸六段の勝利!
なんと藤井聡太竜王を撃破しました!
これは大番狂わせというか、快挙ですね!
持ち時間
王座戦の持ち時間は一次予選からタイトル戦まですべて「5時間」です。
将棋の八大タイトル戦では予選のほうが持ち時間が短く、タイトル戦で持ち時間が長いという傾向があります。
しかし、王座戦はすべての対局で持ち時間は5時間。
それは「チェスクロック方式」を採用していることが大きいでしょう。
2019年の第67期からチェスクロック方式となりました。
チェスクロック方式とは、使った時間が1秒単位でずっと加算されるシステムです。
チェスクロック方式の他にはストップウォッチ方式があります。
この両者の違いはこちらの記事にまとめています。ぜひ見てみてください。
>>>将棋の持ち時間とは|ルールや食事・トイレ、チェスクロック・ストップウォッチ方式の違い
永瀬拓矢王座は防衛できるか
第69期王座戦五番勝負第4局は神戸市で指され、永瀬拓矢王座が挑戦者の木村一基九段を降し、3勝1敗で3連覇を果たしました。永瀬王座は開幕戦を落としたものの、第2局以降3連勝でタイトルを守り、叡王1期を合わせて通算獲得タイトルは4期となりました。(写真は対局開始前、日本将棋連盟提供) pic.twitter.com/YASvH5e6Tt
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) October 5, 2021
斎藤慎太郎さん、久保利明さん、木村一基さんを倒して、王座戦三連覇中の永瀬拓矢さん。
3回のタイトル戦の戦績は9勝3敗。勝率が高いです!
1日制のチェスクロック方式を得意としているのかもしれませんね!
今までの王座戦最多勝利は羽生善治さんの24回です!すげー!
一歩でも近づけるように、がんばってほしいですね!