女流王位戦は2024年で35期を迎えます。
女流棋戦のタイトルの中でも歴史が深いタイトルです。
2023年に女流王位を防衛した里見香奈さんは9期も女流王位を獲得しています。
2024年、防衛して六連覇を達成するのかどうか。注目のタイトル戦です。
スケジュールや会場
女流王位戦の2024年の日程はまだ発表されていません。
例年4月~6月に開催されているので、2024年も同じだと思います。
参考にここ2年間のスケジュールをご紹介します。
2023年
- 第1局 4月26日(火)夢乃井
- 第2局 5月11日(水)京王プラザホテル札幌
- 第3局 5月25日(水)旧伊藤伝右衛門邸
- 第4局 6月7日(火)JRホテルクレメント徳島
- 第5局 6月20日(月)東京・将棋会館
2022年
- 第1局 4月27日(火)夢乃井
- 第2局 5月18日(火)京王プラザホテル札幌
- 第3局 6月2日(水)旧伊藤伝右衛門邸
- 第4局 6月8日(火)徳島市立徳島城博物館
- 第5局 6月16日(水)東京・将棋会館
この感じで行けば、2024年の第1局は4月23日(火)でしょうか。
4月30日も火曜日ですが、ゴールデンウィークということで、旅館である夢乃井も確保が難しいはず。
ということで、予想では第1局が4月23日です!
挑戦者決定までの流れ
女流王位への挑戦権を得る流れをご紹介します。
予選
まずは予選トーナメントが行われます。
6組に分かれて予選トーナメントを行い、勝ち抜いた女流棋士が挑戦者決定リーグ戦へ進出します。
挑戦者決定リーグ
予選トーナメントを勝ち抜いた6人とシード棋士6人が、紅白に分かれて総当たりのリーグ戦を行います。
紅組と白組のトップが一発勝負の挑戦者決定戦を行い、勝者がタイトル戦へ進出します。
勝ち星が並んだ場合は、直接対決の結果で上位が決まります。
もし直接対決の結果も同じ場合は、前年の順位で決まります。
例えば、3人が同点で並び、三すくみ状態になるケースなんかがこれに当たりそうです。
紅白それぞれの上位3人はシード権を獲得して、次年度の予選は免除となります。
予選の状況
2023年11月現在、予選トーナメントは終了しています。
今期は前期の紅組1位の甲斐智美さんが引退したため、特別に7組に分かれての開催となっています。
そのトーナメントを勝ち抜いた7人がこちらです。
- 野原未蘭
- 小高佐季子
- 香川愛生
- 中井広恵
- 千葉涼子
- 大島綾華
- 松下舞琳
挑戦者決定リーグは前期挑戦者の伊藤沙恵さんが紅組、伊藤沙恵さんと別リーグの紅で2位・3位だった西山朋佳さんと山根ことみさんも紅組になるはず。
一方、白組で2位・3位だった加藤桃子さんと渡部愛さんが白組になるはず。
あとは予選突破の7人がどの組に入るか、注目です。
挑戦者決定リーグ戦の状況
挑戦者決定リーグ戦は例年12月~3月にかけて開催されます。
情報が入り次第、ご紹介します!
持ち時間
女流王位戦の持ち時間をご紹介します。
- 予選 2時間(チェスクロック方式)
- 挑戦者決定リーグ 3時間(ストップウォッチ方式)
- タイトル戦 4時間(ストップウォッチ方式)
予選からタイトル戦まで長めの時間が設定されています。
そして予選のみチェスクロック方式となっています。
ストップウォッチ方式だとじっくりと考えることができるので、実力を発揮しやすい傾向があります。
チェスクロック方式とストップウォッチ方式の違いはこちらの記事にまとめました。
↓ ↓ ↓
将棋の持ち時間とは|ルールや食事・トイレ、チェスクロック・ストップウォッチ方式の違い

ぜひご覧ください。
持ち時間の違いが分かるだけで、将棋の見方が変わってきますよ!
里見香奈は6期連続10回目のタイトルなるか
現在、里見香奈さんが5期連続で女流王位となっています。
女流王位を通算5期獲得すると、クイーン王位の称号が与えられますが、余裕でクリアしている里見香奈さん。
今期も強さを見せつけるでしょうか。
それとも厳しいリーグ戦を勝ち抜いた挑戦者がタイトルを奪取するでしょうか。
非常に気になります!