クロスシルエット ナイチンゲールを全塗装
ハマーンは生きていた。
奇跡的に一命を取りとめた彼女はナイチンゲール試作機を手に入れる。
ホワイトローズと名付けたその純白の機体を駆り、ハマーンはシャアに最後の戦いを挑む!
という設定でクロスシルエットナイチンゲールを全塗装しました。
1機目は基本通り赤ベースで作ったので、2機目はガラッと違う感じにしたかったんですよね。
私の好きなハマーンとキュベレイの要素を入れて作成したわけです。
1機目のクロスシルエットナイチンゲールはゲート処理もそこそこ、合わせ目消しもせず、完成を目標に作成したんです。
なので、2機目はちょっとレベルアップさせてみました。
クロスシルエット ナイチンゲールのちょっとした改造
今回、2つほどちょっとした改造を行いました。
ボディのエンブレムを消す
ナイチンゲールは新生ネオ・ジオンのモビルスーツですが、今回はネオ・ジオンではない設定です。なので、ボディのエンブレムを消しました。
まずは400番の紙やすりで削り取ります。
その後、600番→1000番とヤスリがけ。結果、きれいに消すことができました。
アンテナを削る
新しいナイチンゲールは隊長機ではないので、アンテナは不要かなーと思って削りました。
まずは頭部にアンテナを接着剤で接着。
乾いたらアンテナをある程度切り落とします。そして、ヤスリがけ。例によって400番→600番→1000番と進めていきました。
きれいに削ることができました。きれいにできたつもりでした(笑)
実際は少しへこみが残ってしまったんです。パテでも盛れば良かったですかねー。
合わせ目消し
改造ではありませんが、合わせ目消しにもチャレンジ。腕・足だけですけどね。
使ったのはタミヤセメント。
タミヤセメントを塗って接着し、むにゅっと飛び出た接着剤部分をきれいに削っていくことで、合わせ目を見えないようにします。
このタミヤセメント、実はプラスチックを溶かすとのこと。プラスチックを溶かして接着するものだったんですね、ぜんぜん知らなかったですけど。
なので、ちょっと横に付いてしまうと、そこが溶けます!こんな感じに。
でも、あわてずに乾くまで待ってきれいにヤスリがけしましょう。全塗装するならそれでOKです♪
クロスシルエットナイチンゲール塗装前のサーフェイサー
今回は白ベースで塗装します。
クロスシルエットナイチンゲールは基本が赤いパーツばかりなので、その上から直接白を塗っても、いい色にはならないんじゃないかな?と思いました。
ツイッターでもアドバイスをもらったので、サーフェイサーを使いました。
一般的に使われるのはグレーのサーフェイサーですが、白を塗るので、ホワイトサーフェイサーにしました。
GSIクレオスの「Mr.ホワイトサーフェイサー1000」です。
しかし気合い入れて近くで吹きすぎたのか、狭いところにたまってしまうという失態!
棒ヤスリの先でぐりぐりかき出したり。。。
サーフェイサーなどのスプレー類は離して吹くこと。一気に吹かないこと。
かなりもったいないですが、修復の手間を考えると。。。とても反省しました。
クロスシルエットナイチンゲールの塗装に使った色
今回の塗装に使った色をご紹介します。すべてガンダムマーカーです。
- ホワイト
- メタブルー
- メタバイオレット
- 蛍光ピンク
- ゴールド
- シルバー
- メカグレー
- スミ入れ用ブラック極細
- 流し込みスミ入れペン
この9種類。思っていたより色数を使いましたね。
ホワイト
メインカラーはホワイト。
途中で普通のガンダムマーカーホワイトがインク切れしたので近所のお店に買いに行くも、「ニューホワイト」しか在庫がないとか!
仕方ないのでニューホワイトを買いましたが、ホワイトサーフェイサーだったので、ニューホワイトにする必要はぜんぜんありませんでした。
メタブルー
ファンネルをメタブルーで塗装。キュベレイの肩の丸い部分が青っぽい色だったので、そこからヒントを得てメタブルーに決めました。
メタバイオレット
ボディ、プロペラントタンク、シールドがメタバイオレットです。キュベレイのボディが紫だったので、メタバイオレットにしました。
メインカラーが白でプロペラントタンクも白のままではメリハリがなくなると思い、プロペラントタンクの先だけ塗装。
蛍光ピンク
ダクトの部分だけ蛍光ピンクで塗装。キュベレイに使われている色から選択しました。
ゴールド
お腹のメガランチャー?やパイプ、バーニア内部をゴールドで塗装。このあたりは1機目のナイチンゲールと同じ感じにしています。
シルバー
バーニアの外側はシルバーにしました。これも1機目のナイチンゲールと同じ。
メカグレー
肩のアーマー・ファンネルを装備している羽・スカート内部をメカグレーに塗装。
最初はホワイトサーフェイサーを吹いて「これでいいか」と思いましたが。やっぱり塗装しようと思い立ってメカグレーに。
ちなみにメカグレーはかなり紫です。紫の入ったグレーなのか、グレーの入った紫なのか。そんな感じなので、使用の際にはご注意を。
スミ入れ用ブラック極細
プロペラントタンクのモールド、蛍光ピンクで塗ったダクトの中。これらをスミ入れ用ブラック極細で塗装。
流し込みスミ入れペン
スカート内部の大型タンクのモールドに使用。1機目と同じ。
ガンダムマーカーエアブラシシステム
今回もガンダムマーカーエアブラシシステムを使用しました!
まだまだ慣れませんが、手で塗装するよりもずっときれいにムラなく塗装できます。まぁ失敗も。
シールドの上にボタッと塊が(笑)
紙やすりで削って、再塗装しました。
あと、メカグレーはなかなか飛ばない感じがしました。色によって違いがあるのか、ペンの個体差なのか。そのあたりは不明です。
クロスシルエットナイチンゲールに水性トップコートを吹いて大事件!
ようやく塗装も終わり、仕上げの水性トップコート(光沢)を吹きました。すると大事件が!
なんとメタバイオレットで塗装したボディやシールドの色が薄くなってしまったのです!
なんじゃこりゃ!?と思い、ツイッターで聞いてみたところ「ヤスリがけしてやり直しが一番」という結論に達しました。
ひたすら削り、こんな状態に。
ホワイトサーフェイサーをやり直したら。。。吹きすぎた。。。
またもやヤスリがけをするハメに。
手間かかりました。また同じことになってはいけないので、ランナーで実験。すると同じ現象が!
「これはイカン」と思い、販売元のGSIクレオスに問い合わせてみました。その回答をかいつまんでご紹介します。
- トップコート(光沢)は溶剤の滞留時間が長い。
- ガンダムマーカーの塗膜はボトルの塗料と比較すると弱い。
- トップコートの溶剤によって溶解し、金属粒子と顔料が動き、金属感が落ちる。
- ガンダムマーカーの上からトップコート(光沢)を吹くのはリスクがあるので、トップコートを使わないか薄く何度も塗るようにした方がいい。
とのことでした。これは塗料の性質上仕方ないことなんですね。
今回のケースではメタブルーでは影響がなく、メタバイオレットだけで大きな影響を感じましたが、メタブルーでも同様の現象は起きているとのこと。
今後、ガンダムマーカーメタリックを使うときにはトップコートをしないようにしよう、と決意しました。
クロスシルエットナイチンゲールの全塗装画像
全塗装したクロスシルエットナイチンゲール。画像を何枚かご紹介します!
クロスシルエットナイチンゲールの塗装と改造に満足!
クロスシルエットナイチンゲールの全塗装とプチ改造にチャレンジしましたが、満足できる仕上がりになりました!
まぁ、目をつぶったところもいっぱいありますし、改善点は挙げればキリがないです。
でも、満足できる「ホワイトローズ」になりました♪
実は次のキットも既に買っています。今回の経験をへて、次のキットがもっといいものになりますように!
ばっちりがんばっていこうと思います♪