夏がどんどん暑くなっています。それにつれ、熱中症も早くから注意しないといけなくなりました。5月くらいにはすでに患者さんが出るほど。
熱中症対策に大事な飲み物をご紹介していきます!
熱中症対策には飲み物が必須!ランキング上位の飲み物をご紹介
熱中症対策といえば飲み物!大事ですね。とにかく体内に水分を保持しておくことが大切です。ということで、飲み物。どんな飲み物が熱中症対策にいいのか、ご紹介します。
スポーツドリンク
スポーツドリンクはたくさん汗をかく人におすすめの飲み物です。汗で流れ出るミネラルを補充する効果がありますね。
逆にあまり汗をかかない人にはおすすめできません。味も濃くて、塩分や糖分のとりすぎになることも。カロリーゼロのものでも塩分はありますからね。
たっぷり汗をかくときにおすすめです!
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麦茶
麦茶は誰にでもおすすめできます。ノンカフェインで利尿作用もないし、ミネラルが豊富。手軽に手に入るのも大きなメリットですね。特に注意点がないというのがいいですよね。
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ハーブティー
ルイボスティーなどのハーブティーもいいですね。麦茶と同じく、ノンカフェインのものがおすすめです。こちらもミネラルなどが豊富で、水分をしっかり保持してくれます。
味に癖があったり、手に入りにくかったりするのがデメリットです。
市販の熱中症対策をうたったドリンク
熱中症対策のドリンクがけっこう出ています。これらも日常的な水分補給にはおすすめです。ただ、スポーツドリンクと同様に糖分や塩分が多い傾向があります。
飲み過ぎは体の不調を招く可能性があるので、ご注意ください。
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牛乳
牛乳もいいですね。牛乳は栄養分が豊富です。汗で流れてしまったり、食欲がなくて足りなかったりする栄養を補ってくれるという点で、メリットは大きいです。
デメリットはカロリーですね。どうしてもカロリーが高くなってしまうので、飲みすぎると太ってしまうことも。上手に調整しながら飲めればいいですね。
水
水はいいですね。どこにでもあるしカロリーもゼロ。ただ、ミネラルや栄養分もほぼゼロです。汗で減ってしまったミネラルを補うことができません。
なので、よく汗をかく場所ではおすすめできません。
経口補水液
特に有名なのはOS-1ですね。所ジョージが熱中症で倒れ、それ以降CMに出演したことで特に有名になっています。ただし、日常的に飲むのには適していません。カロリーも高いですし。
熱中症になりそうとか、なりかけている、というときに飲むのがおすすめです。最近ではカロリーゼロのタイプも出ています!
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熱中症対策の飲み物をまとめてみます。
- 通常時・・・麦茶
- 運動時・・・スポーツドリンク
- 熱中症になりかけたとき・・・経口補水液
これがかなりおすすめの組み合わせとなります。麦茶に飽きたらハーブティーにするとか市販のドリンクにするとか、というのがいいでしょう。
カロリーが気になるならカロリーゼロタイプを。好みや活動内容に合わせて、あなた自身に合った飲み物・組み合わせを考えてみてください♪
熱中症対策にならない飲み物は?
水分だからいいでしょ!と飲んでいても、熱中症対策にならない場合があります。逆効果になることもあるので、要注意ですよ。例えばこんな飲み物が熱中症対策にNGです。
- 水(たくさん汗をかく場合)
- お酒などのアルコール飲料
- カフェインがたくさん入ったもの
これらは熱中症対策にならない、または逆効果の飲み物です。
まず水は良さそうですが、たくさん汗をかく状況では保持できません。流れ出てしまいます。なので、普段は良くてもミネラルが流れ出た状態ではあまり意味がありません。
暑い時期、ビールなどの冷たいお酒がおいしいですよね!ですが、アルコールは利尿作用があります。「お酒を10飲んだら、11の水分が出る」という説もあるほどです。
また、アルコールは肝臓などにかなり負担をかけます。夏の暑い時期には体も弱っています。なので、気づかないところで体力も減っている可能性も。
飲み過ぎは熱中症に近づいてしまうので、十分ご注意を。
コーヒーなど、カフェインがたくさん入った飲み物もNGです。アルコールと同じく利尿作用がありますから、水分補給ではなく水分を出してしまいます。
またカフェインは少量ならいい効果もたくさんあるけど、たくさん摂ると体への悪影響があるそうです。普段から飲み過ぎには注意ですね。
ということで、同じ水分でも熱中症対策にならない、水分補給にならないものもあります。しっかり理解してご注意を!
熱中症対策ドリンクを自宅で手作りする方法
熱中症対策ドリンクは自宅でも簡単に手作りすることができます。意外にシンプルにできるということが分かりました。
材料
- 水 1リットル
- 塩 3g
- レモン汁 大さじ2~3
- 砂糖または蜂蜜 砂糖大さじ4~6または蜂蜜大さじ4
作り方
材料をすべて混ぜて冷やすだけ!まずは少なめの水で混ぜ合わせると楽ですよ。
冷水だと塩が溶けにくいことがあります。なので、作るときには常温の水を使うことをおすすめします。
ペットボトルなどに入れてぶんぶん振って混ぜるのもいいですね。最初からペットボトルで作れば、そのまま冷やせるのがいいです。
砂糖でも蜂蜜でもいいですが、蜂蜜のほうが体への負担は少ないかもしれません。材料にあるように、やはり砂糖がかなり含まれています。
市販のドリンクはもっと入っていると思って間違いないでしょう。すごくいいドリンクですが、飲み過ぎにはご注意を。
熱中症対策の飲み物は温度も大事
熱中症対策の飲み物は温度も意外と大事です。水分が体に吸収されやすい温度があるんですね。それがこれ。
5度~15度
環境省の熱中症対策マニュアルに掲載されています。5度というとちょうど冷蔵庫の設定温度くらいです。
氷を入れてキンキンに冷やすのではなく、また常温でもなく。そういう温度が体が水分を吸収してくれるようです。冷やしすぎると胃腸に負担がかかりますしね。
ただ、職場などで体が冷える場合は、無理しなくていいです。常温~ホットドリンクでも問題ないです。5度~15度というのはあくまでひとつの基準です。
この温度を意識しつつ、自分なりに工夫していくことが大切です。
熱中症は命の危険も。飲み物で十分な対策を。
熱中症は毎年亡くなる人がいます。1か月くらい入院して、退院後も体力がなかなか戻らない人もいます。かなり危険な症状です。十分すぎるほどに注意したほうがいいですね。
飲み物は熱中症対策の中でも、すごく大きなウエイトを占めます。工夫して水分不足にならないようにしていきましょう!暑い夏を楽しく過ごしたいですね。