近頃、nonGMOという表示がある食品を見かけることがあります。nonGMOとは何か、ご紹介していきますね。
nonGMO(ノンGMO)とは何か
nonGMOとは「遺伝子組み換え作物ではない」ということです。
そもそもGMOとは「Genetically Modified Organism」の略で、遺伝子組み換え作物や遺伝子組み換え生物のことです。
GMOがnon、つまり使われていないというのがnonGMOというわけです。
遺伝子組み換え作物は健康被害があると言われています。健康被害が出てもおかしくないですよね。
遺伝子組み換え作物は、人間が無理やり自然界にないものを作り出すわけです。
現代の技術では、植物に動物の遺伝子を組み込むことも朝飯前のようですよ。
そんなのが体に良いかと言われると。。。とても疑問ですね。
遺伝子組み換えと品種改良の違い
遺伝子組み換えと品種改良の違いを簡単に説明します。
遺伝子組み換えとは、遺伝子を別の生物から持ってきて植え付けるというもの。
動物と植物の遺伝子を交互に移植することもできます。なので、自然界ではまったくありえない、人工物を作ることも簡単です。
一方、品種改良は自然界でもあり得る組み合わせです。
例えばトマトにいくつかの品種があったとして、A品種の味で、B品種のサイズのトマトを作りたいときに、かけ合わせるわけです。
種類が近いもの同士でないとできませんし、自然界でもあり得ることです。
決して動物と植物をかけ合わせるというおかしなことにはなりません。
ただ、品種改良はとても時間がかかるのが大きなデメリットとなっています。
nonGMO表示はいろんな食品に。
nonGMO表示はいろんな食品にあります。例えば卵。
いい育て方、いい飼い方をしている卵には必ず記載があります。
生産者側にとってもメリットになりますからね。
あと、納豆。
納豆にはnonGMOではなく「遺伝子組み換えでない」と書かれていますね。
納豆のように直接書いてくれているとありがたいです。
しかし、肉類や加工食品には記載がありません。だから怖いんです。
記載があれば、選ぶことができます。記載がないので、選べないということが大問題なんですよね。
nonGMOに非表示の食品はどうなのか
nonGMO表示がある食品がある一方で、表示がない食品もあります。
例えば卵。1パック10個200円くらいの格安卵には表示がありません。nonGMOもPHFの表示もありません。
おそらく遺伝子組み換え作物をエサとして輸入。輸入のために収穫後にも農薬を使用。
そんなエサを食べて育ったにわとりの卵だと思われます。
遺伝子組み換えのエサを食べて育ったにわとりの卵が健康にいいか、というとちょっと疑問じゃないですか?
日本では直接人間が食べるものに限っては、遺伝子組み換え作物はありません。
ですが、家畜の飼料や加工品に使う輸入食材は、かなり遺伝子組み換え作物が含まれるとも言われています。
保険会社のCMでは「2人に1人ががんになる時代」と言われています。
がん患者急増の背景には、遺伝子組み換え作物が大きく関係していると言う医療関係者もいます。
日常、よく食べるものは十分に気を使う価値があると思います。
nonGMOのメリット
nonGMOのメリットというと、やはり「健康面」です。
遺伝子組み換え作物は完全に不自然な作物です。人体に良いとは思えません。
nonGMOは自然のものなので、nonGMO食材のほうが格段に健康的と思います。
健康に良いとなると、将来的に医療費が節約できる、ということにつながるかもしれません。
例えばガン。がんの治療費ってめちゃくちゃ高いですよね。だからこそ保険会社も儲かる。なので、ばんばんCMをするわけです。
その治療費が浮いて、将来的にも医療費にお金がかからなければ。。。めちゃくちゃ効率のいい投資になりますね!
nonGMOのデメリット
nonGMOのデメリットで一番大きいのは「価格」です。
安いものが注目され、求められる今、きちんとした食材はとても高いように感じます。
私が買っているnonGMOかつPHFの卵は6個で約260円。10個200円の卵と比較すると2倍以上なんですよ。
どうしても高価になります。食費を節約したい!と思ったときに手に取りづらいのは事実です。
また、「見つからない」というのもデメリットです。
nonGMO食品は高くてなかなか売れません。なので、スーパーマーケットでもコーナーが小さいとか、nonGMO食材自体を置いていないところも。
なので、気軽に買うのが難しいことがあります。
私の場合、近くのコープにありますが、他の近所のスーパーマーケットにはないです。これが現実なんですよね。
nonGMOを選ぶことで遺伝子組み換え作物を減らせるかも
遺伝子組み換え作物がなんか気持ち悪い、と感じる人はとても多いと思います。
でも、家畜の飼料や加工品に使われていると知らない人も多いです。
こうして、知らないうちに遺伝子組み換え作物は私たちの日常に入り込んできています。全然知らないうちに。。。怖いですね。。。
なので、せめて表示がある食材を買うときは、nonGMOを選ぶのはいかがでしょうか。
nonGMO食材が売れ始めると、売り手も意識せざるを得なくなります。
そうすると生産者さんも潤って、値下げしてもらえるかもしれません。
売り場にもnonGMO食材が増えてくるでしょう。
遺伝子組み換え作物をのさばらせておくのは、とても危険だと思うんです。ぜひ意識してnonGMO表示を探してみてください!