女流棋士のタイトルの序列で最上位の白玲戦。
まだ歴史は浅いですが、熱戦が展開されています。
交互にタイトルを奪取している西山朋佳さんと里見香奈さん。
2024年もこの2人の決戦になるのか。
それとも他の女流棋士が食い込むのか。
見どころいっぱいです!
スケジュールと会場
2024年の白玲戦の日程は、2023年11月現在、まだ発表されていません。
ここ2年間は8月末または9月初めから10月末までの開催となっています。
2023年
- 第1局 9月2日(土)グランドニッコー東京 台場
- 第2局 9月9日(土)指宿白水館
- 第3局 9月16日(土)ホテル日航金沢
- 第4局 9月30日(土)ふふ奈良 瑜伽山園地 茶室たく庵
- 第5局 10月14日(土)ザ・ゲートホテル京都高瀬川
- 第6局 10月21日(土)札幌ビューホテル大通公園
- 第7局 10月28日(土)浅草ビューホテル
2022年
- 第1局 8月27日(土)グランドニッコー東京 台場
- 第2局 9月3日(土)ザ・ゲートホテル京都高瀬川
- 第3局 9月10日(土)指宿白水館
- 第4局 9月17日(土)札幌ビューホテル大通公園
- 第5局 10月1日(土)ふふ奈良 瑜伽山園地 茶室たく庵
- 第6局 10月15日(土)浅草ビューホテル
- 第7局 10月21日(金)東京・将棋会館
ほぼ土曜日の開催となっています。
これはスポンサーのヒューリックの効果ですね。
ふふ奈良や浅草ビューホテル、グランドニッコー東京 台場はヒューリックが手掛けているっぽいです。
その他の施設も、もしかするとヒューリックの関連施設なのかもしれません。
2024年も大筋は変わらないと思います。
2024年8月30日(土)または9月7日(土)にスタートするのではないでしょうか!
賞金額はいくらか
白玲戦の優勝賞金は、なんと1500万円です!
賞金額は圧倒的ですね。
2番目の清麗戦の優勝賞金が700万円、3番目のマイナビ女子オープンの優勝賞金が500万円です。
2番目に2倍以上の差をつけて、圧倒的な優勝賞金を誇っています。
将棋のタイトル戦の格付けは、賞金で決まります。
なので、白玲戦が女流棋士のタイトル戦で序列筆頭になるんですね。
予選(女流順位戦)の状況
各組で順位戦が開催されています。
A級は加藤圭さん、塚田恵梨花さん、石本さくらさんが1勝。
B級は中井広恵さん、鈴木環那さん、香川愛生さん、野原未蘭さん、和田あきさんが1勝。
C級は千葉涼子さん、小高佐季子さん、田中沙紀さんが2勝。
D級も初戦が終わっている状況です。
ここから誰が抜け出していくのか、大注目ですね。
挑戦者決定のシステム
白玲戦のタイトル挑戦のシステムをご紹介します。
予選は「白玲戦予選」ではなく「女流順位戦」と銘打って行われています。
A級~D級に振り分けられた女流棋士がリーグ戦を戦います。
A級でトップになれば、白玲のタイトル戦へ挑戦できます。
同率だとプレーオフで決定されます。
ちょうど棋戦の「名人戦・順位戦」の形を女流棋士に採用したのが、白玲戦・女流順位戦のシステムです。
各級の人数はこのようになっています。
- A級 10人
- B級 10人
- C級 20人
- D級 制限なし
2023年白玲線に向けた女流順位戦でA級残留を決めた甲斐智美さんが引退。
なので、2024年の白玲戦に向けて2023年に開催されている女流順位戦A級は、特別に9人で行われています。
昇級・降級人数はこの通り。
- A級 2人降級
- B級 2人昇級・3人降級
- C級 3人昇級・4人降級
- D級 4人昇級・成績下位者には降級点
2023年に開催中の女流順位戦はB級から3人昇級するかもしれませんね。
それに応じて、C級やD級からの昇級者も増える可能性があります。
予選をリーグ戦形式で戦うことで、実力が発揮しやすいという傾向があります。
実力者が順当に上位を占めるという確率が高くなりそうです。
持ち時間
白玲戦・女流順位戦の持ち時間はこちらです。
- C級・D級・・・2時間
- A級・B級・・・3時間
- タイトル戦・・・4時間
※すべてチェスクロック方式
白玲戦はすべてチェスクロック方式となっています。
女流棋士のタイトル戦は男性棋士に比べて、チェスクロック方式が多いような気がします。
体力面などを考慮すると、チェスクロック方式がいいのかもしれませんね。
持ち時間を使い切ったら1手を1分未満で指さないといけません。
「1分将棋」というやつですね。
将棋にはチェスクロック方式以外に、ストップウォッチ方式という計測方法もあります。
両者の違いはこちらの記事にまとめてみました。
↓ ↓ ↓
将棋の持ち時間とは|ルールや食事・トイレ、チェスクロック・ストップウォッチ方式の違い
ぜひチェックしてみてください!
ここ2年の再現になるか、それとも。。。
白玲戦は2024年で第4回目を迎えます。
これまでは、西山朋佳さん→里見香奈さん→西山朋佳さんの順番でタイトルが決まっています。
そして、ここ2年はどちらも最終第7局までもつれる展開となっています。
これまでの例からすると、4勝3敗で里見香奈さんが勝つということになりますが。。。
2024年はどうなるでしょうか!