最近よく見聞きするようになってきたSDGsという言葉。なんとなく分かるとか雰囲気は分かるとかはありますね。じゃ、正確にはどういうものか、ということを調査してみました。
SDGsとは何か、読み方や意味をご紹介します!
SDGsとは何かを分かりやすくご紹介していきます!まず読み方ですが、「エス・ディー・ジーズ」です。最後のSが小文字なので、読み方もちょっと特殊な感じがしますね。
SDGsは英単語の頭文字をまとめたものです。
- Sustainable
- Development
- Goals
3つの単語の頭文字とGoalsの最後の「s」。これをまとめて「SDGs」となったわけです。
さて、SDGsはよく「持続可能な開発目標」と訳されます。これだけではよく分からないんですよね。少し噛みくだくと、「2016年~2030年に世界が達成するべき目標」という感じです。
人間が勝手に開発をしてきて、人間同士のいさかいが増え、貧富の差が大きくなり、地球環境を破壊してきたわけです。このままでは人間の社会も立ち行かなくなる、という可能性が大いにあります。
だからこそ、今後も人間社会が「持続可能」な「開発」をしていく必要がある、ということで制定されました。
SDGsは降って湧いたものではなく、実は前身があります。それが「MDGs」です。
- Millenium
- Development
- Goals
この3語の略です。この名前の通り、2000年に制定されました。2000年のサミットで制定された目標で、2000年~2015年の開発目標を設定していました。2015年にMDGsが期限切れになるため、2016年からの新しい目標が作られた、というわけです。
とにかく、今後も人間社会が続いていくためにどうしていくか、というこのを決めているのがSDGsなのです。
SDGsは17の目標と169のターゲットがあります。
SDGsには17の目標と169のターゲットがあります。SDGsには17の目標があります。それがこれ。
- 貧困をなくそう
- 飢餓をゼロに
- すべての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
- 働きがいも経済成長も
- 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任、つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平和と公平をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
この「17の目標」についてはこちらの記事でくわしく分かりやすく書いています。ぜひ参考にしてみてください。
→SDGs 17の目標一覧|子ども向けにわかりやすく取り組み内容を解説していきます。
この17の目標のそれぞれに「ターゲット」と言われるものが設定されています。ターゲットと言うと誰に対して?みたいな感じがありますが、そうではないです。小目標という感じです。
SDGsを小さくしたのが17の目標で、17の目標を小さくしたのが169のターゲット、というわけです。ちなみに169のターゲットはユニセフの公式サイトが見やすいです。
かなり量がありますから、時間のあるときにじっくり見るか、印刷して見ることをおすすめします。
SDGsに少しでも協力できるといいなぁ。
SDGsを見ると、かなり規模が大きな目標ですよね。サミットで決まるわけですから、もちろん大きい目標なんですよね。つい「自分には何もできない」という気になってしまうかもしれません。
でも、大きなことも小さなものの積み重ね。最近話題になっている「レジ袋有料化」も同じですよね。資源のムダ使いを減らすことで持続可能な世界を作ることに参加できるわけです。
身近なところからコツコツとやっていきましょう!