難攻不落のお城について調査してみました。
お城の魅力はそのきれいで、堂々としたたたずまいもありますが。。。
侵略されない、という本来の目的もありますよね。
さて、どのお城が難攻不落と評価を受けているでしょうか!
難攻不落の日本のお城ランキング
では、調査と好みと偏見で選んだ難攻不落のお城ランキングをご紹介します!
1位 | 熊本城 |
2位 | 小田原城 |
3位 | 大坂城 |
4位 | 上田城 |
5位 | 月山富田城 |
6位 | 忍城 |
7位 | 姫路城 |
熊本城
熊本城のポイントは「近代戦争でも落ちなかった」という点です。
加藤清正が築城して、江戸時代末期まで改築が進められていたという珍しいお城ですね。
明治10年に起きた、明治政府軍と西郷隆盛率いる薩摩軍との西南戦争では、薩摩軍の猛攻を50日もしのぎ切りました。
西郷隆盛が「政府軍ではなく、清正公に負けた」と言ったとか言わなかったとか。
小田原城
小田原城は北条氏の居城です。初代の北条早雲が築城(既存城郭の強化?)しました。
その後、北条氏康の時代には上杉謙信や武田信玄の攻撃をしのいでいます。
豊臣秀吉の小田原攻めの際も、もしかしたら力押しでは落とせないと思ったのかもしれません。
あえて豊臣側の強さ・権勢をひけらかすような手法で城を落としました。
大坂城
大坂の陣で徳川軍の猛攻を耐えた大坂城。豊臣秀吉が技術と財をつぎ込んで作り上げただけはあるお城です。
深い堀に加えて、あの名将、真田幸村が真田丸を築いたことで、さらに強固になりました。
大坂城が耐えしのいだのは、真田幸村のおかげが大きいかもしれません。
名城と名将がセットになるととても厄介ですね。
上田城
真田幸村の父、真田昌幸の居城です。
1585年の第一次上田合戦に加え、関ヶ原の戦いに応じて開戦した第二次上田合戦でも徳川軍を撃退。
真田昌幸も名将と言われる武将ですね。
その真田昌幸が防備を考え、指揮したことで徳川軍を撃退する結果となりました。
名城×名将のコンボが見られたのが上田城です。
月山富田城
月山富田城は尼子氏の170年間の栄光を支えた本拠地です。地形を利用しているのが特徴的です。
特に室町時代には、尼子経久、尼子晴久の二代に渡って何度も攻められますが、そのたびに撃退。
自然を味方につけた城の強さを証明しました。
ですが、尼子義久の代になって、毛利氏に落とされます。
名城も、率いる武将の交替や周りの状況によって落ちる、ということを示す結果となりました。
忍城
忍城は成田氏の居城です。
上杉謙信に包囲され、城下に火が放たれましたがこれをしのぎました。
次の大きな戦いは豊臣秀吉の小田原遠征。
石田三成が総大将となり、大谷吉継・長束正家・真田昌幸などの名将が攻めるも落とせず。
利根川を使って水攻めをするも落城せず。小田原城が落ちたので開城する、という結果になりました。
小田原城が落ちなければ、いつまで耐えられたのか興味深いですね。
姫路城
姫路城は難攻不落ランキングにはふさわしくないかもしれません。
なぜかというと攻められたことがないからです。これが難攻不落なのかどうか、という点はありますが。
「攻めても無駄」という雰囲気を出して、攻められないというのが最高の難攻不落です。
戦わずして勝つ、的な存在です。
さて、このランキングですが。。。コメントを書いていて気づいたのは、やっぱり基準が難しいということです。
時代背景が違いますし、防衛戦で軍を率いた武将の能力も違います。
さらに地方の小大名や豪族が築城したのか、大坂城や姫路城のように財を尽くして築城しているのか。
このあたりも関係しますね。
私としては小大名が工夫をこらして大大名を撃退したほうをランキング上位に入れたいな。
ということすごく感じるランキングでした。
難攻不落総選挙のテレビ放送
歴史家が選ぶ難攻不落のお城、総選挙がテレビ放送されます!
- 2022年9月26日(月)
- 19時~21時48分
どんな歴史家が登場するのでしょうか。
以前、戦国武将総選挙があったときには駿河台大学教授の黒田基樹さん、東京大学史料編纂所教授の本郷和人さんが出演しました。
あとは歴史家ではないゲストの面々です。
お城大好きの芸能人、有名人というと、このような方々がいますね。
- 春風亭昇太
- 坂東三津五郎
- TERU
- 福田沙紀
- 田村淳
- 藤波辰爾
- 高橋英樹
さて、誰が来るかな?
総選挙の結果
「歴史の専門家が選ぶ 難攻不落!最強の城総選挙」の放送が終わりました。
結果はこちらです!
- 熊本城
- 江戸城
- 大坂城
- 小田原城
- 上田城
- 姫路城
- 名古屋城
- 会津若松城
- 高天神城
- 高取城
- 忍城
- 韮山城
- 山中城
- 岡城
- 五稜郭
- 松山城
- 春日山城
- 竹田城
- 彦根城
- 月山富田城
1位は熊本城でした!
過剰防衛システム、と言われていましたね。
西郷隆盛の伝説のセリフも紹介されていました。
2位と3位は当時の最高権力者のお城。これは当然の結果とも言えます。
財を尽くして築城するわけですから、トップでないとおかしい、とも言えます。
この2つの城が2位と3位にランクインしているということが、さらに熊本城の価値を高めている、感じがします。
姫路城や名古屋城を差し置いて、地方の小さな城である上田城がランクインしているのがしびれます。
実際に行ってみたい!
総選挙で選ばれるほどの名城なら、絶対に行ってみる価値がありますよね。
近くにお城があれば、そこからスタートするのもありですし。
100名城を片っ端から回っていくのもありですし。
お城って果がありませんから、いつまでも楽しめます。一生物の趣味になり得る、いい素材ですよねぇ!