油屋熊八とは誰か|大分の有名人の銅像の詳細。子孫や子供は?名言や本はあるか

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油屋熊八 銅像 有名人

油屋熊八 銅像

油屋熊八とは誰でしょうか。大きな功績を残し、銅像まであります。

その割にあまり有名ではない油屋熊八。詳細を見ていきましょう。

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油屋熊八のプロフィール・経歴・功績など

まずは油屋熊八のプロフィールなどをチェックしていきましょう!

 

  • 生年月日 1863年8月29日
  • 没年月日 1935年3月24日(74歳)
  • 出身地 愛媛県宇和島市

 

生まれたのは江戸時代。明治時代が始まるのが1868年ですから、ほぼ明治生まれと言っても良さそうです。

なんと27歳で宇和島町議会議員になりました。早い!

大きな米問屋の息子だったということも影響しているでしょうが、それにしても若いころから才能を発揮していたのでしょう。

 

そこから投資で大成功したり、大失敗したり、アメリカへ放浪の旅に出たり、キリスト教徒になったり

紆余曲折を経て、別府へたどり着きます。

 

1911年に別府で「亀の井旅館」を創業。別府の観光バスも設立しました。

これは日本初の女性バスガイド付き観光バスだったとのこと。

その後も別府の発展に尽力し、別府を全国区の名温泉地として知らしめることに成功しています。

 

別府温泉の父と言ってもいい存在だったようです。

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銅像がある。子鬼の意味は何か

油屋熊八 銅像

別府には油屋熊八の銅像があります。別府発展の功績をたたえて、2007年11月1日に別府駅前に建てられました。

 

制作したのは彫刻家の辻畑隆子さん。

天国から舞い降りた油屋熊八が「やあ!」と呼びかけているイメージで作られたということです。

だから片足立ちで、両手を挙げている感じなんですね。

 

油屋熊八がまとっているマントに子鬼がくっついています。

これは別府温泉の地獄めぐりに引っ掛けているようです。

 

油屋熊八が運営した観光バスは、地獄めぐりのコースを運行しました。ここにあやかっているようですね。

 

ちなみにこの銅像を制作した彫刻家の辻畑隆子(つじはたたかこ)さん。

大分県出身の彫刻家です。

詳しいプロフィールは明かされていませんが、日展で入選したり、個展を開いたり、日展の審査員をしたりしています。

油屋熊八の銅像を制作した3年後の2010年には広瀬武夫像も制作しています。

子どもや子孫はどうしているか

油屋熊八の子孫は今どうしているのか。情報がありません。

 

実子情報をチェックしてみると、本妻(油屋ユキ)や愛人(亀井タマエ)の間には子どもがいなかったようです。

ただ、もう1人の愛人との間に1人の男子がいて、油屋の姓を引き継いでいるという情報がありました。

 

その方が油屋正一さんだとか。

油屋熊八に関するイベントにはたびたび参加していたようです。

あの大企業シャープの重役を務めていたという情報も。

2022年4月8日に89歳で亡くなったと別府市の公式サイトに情報がありました。

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名言はあるか

油屋熊八に名言は残っているのか。チェックしてみました。

しかし、いわゆる名言的な名言はありませんでした。残念です。

 

ですが、大事にした言葉や口癖は見つけることができました。

旅を懇ろにせよ

最初は新約聖書の言葉です。

旅を懇ろにせよとは、旅人をもてなすことを忘れてはいけない、という意味だそうです。

この言葉を合言葉に亀の井旅館を創業したそうです。

旅館は体を休める所であり、飲酒をしたいなら外で飲むか他の旅館に行ってくれ

キリスト教徒であり、自分自身がお酒を飲まなかったそうです。

だからこそ、自分が経営している旅館では酒類の提供をしなかったそうです。

当時としても珍しかったみたいですね。

 

森永製菓の創業者の森永太一郎が宿泊したときも、断固として断ったとか。

山は富士、海は瀬戸内、湯は別府

油屋熊八考案のキャッチフレーズです。

別府温泉をPRするために考案したこのフレーズが受けて、それまでの知名度をさらに押し上げたようですね。

本や著作はあるか

油屋熊八についての本を調べてみました。

 

まず油屋熊八本人が書いた本はなさそうです。

これくらいの人なら、書いていてもおかしくないと思いましたが。それよりも発展に尽力する、という方が大きかったのでしょうか。

 

そして、アマゾンでは油屋熊八について書かれた本が3冊見つかりました。

まずは「万事オーライ 別府温泉を日本一にした男」です。

 

万事オーライ 別府温泉を日本一にした男

 

これは一冊まるまる油屋熊八について書かれた本ですね。

 

二冊目は「郷土の発展につくした先人5 産業」です。

 

郷土の発展につくした先人5 産業

こちらはその地域の発展に尽くした人たちが書かれている本です。

 

最後は「別府華ホテル 観光王と娘の夢」です。

別府華ホテル 観光王と娘の夢

 

こちらも最初の一冊と同じく、油屋熊八について書かれた本のようです。

油屋熊八亭が別府にある

油屋熊八 銅像

油屋熊八亭というレストランが別府にあります。

油屋熊八の名前を冠するレストランというだけあって、ゆかりがあるというわけです。

 

油屋熊八亭は亀の井ホテルのグループです。

亀の井ホテルの前身が、油屋熊八が創業した亀の井ホテル、というわけです。

 

店舗住所 〒874-0936 大分県別府市中央町5-17 亀の井ホテル別府1階

電話番号 0977-22-3722

アクセス

  • 別府駅より徒歩4分
  • 別府インターチェンジより車で12分

公式サイト

 

公式サイトと書かれているURLが2つあるというミステリー(笑)

でも、どちらも同じような内容が書かれているので、どちらを参考にしても良さそうです。

亀の井ホテルのサイトから進むのが一番安心かもしれませんね。

https://www.kamenoi.com/restaurant/kumahachi.php

油屋熊八、もっと有名になってよさそう

油屋熊八はもっと有名になっても良さそうな気がします。

ただ、活躍したのがほぼ大分県だけなので全国的には有名になりづらいですかね。

こういう地方の英雄は全国にたくさんいそうです。

 

地元の英雄を調査してみるのもおもしろいかもしれません!

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