女流王位戦情報をお届けします!
予選トーナメントと紅白2つの挑戦者決定リーグを勝ち抜いた1人が、女流王位に五番勝負で挑みます。
いま進んでいるのは第38期。
2026年10月2日の時点で、予選トーナメントの真っ最中です!
女流王位戦2027(第38期)の日程と状況
第38期の女流王位は、福間香奈さんです。
第37期の五番勝負で大島綾華さんに3勝0敗で勝ち、防衛しています。
第38期は、2027年春の五番勝負に向けて、いま予選トーナメントが進んでいるところです。
段階ごとの状況はこうなっています。
| 段階 | 日程 | 状況(2026年10月2日時点) |
| 予選トーナメント | 2026年〜 | 進行中 |
| 挑戦者決定リーグ(紅組・白組) | 未発表 | — |
| 挑戦者決定戦 | 未発表 | — |
| 五番勝負 | 未発表 | — |
予選トーナメント
第38期の予選は、6つのブロックに分かれたトーナメントです。
持ち時間は各2時間で、チェスクロック方式を使います。
各ブロックを勝ち抜いた1人ずつ、合わせて6人が挑戦者決定リーグに進みます。
連盟のトーナメント表で、2026年10月2日の時点で勝ち残っている女流棋士は以下のとおりです。
| ブロック | 勝ち残り(2026年10月2日時点) |
| 1 | 山根ことみ・室谷由紀・中井広恵・加藤結李愛 |
| 2 | 渡部愛・崎原知宙・礒谷真帆・竹内優月 |
| 3 | 上田初美・頼本奈菜・香川愛生・鈴木環那 |
| 4 | 山口恵梨子・内山あや・清水市代・和田はな |
| 5 | 木村朱里・伊奈川愛菓・山口仁子梨・本田小百合 |
| 6 | 加藤桃子・松下舞琳・今井絢・石本さくら・佐々木海法 |
どのブロックも、リーグ入りまであと2勝か3勝というところまで来ています。
2ブロックは、日本女子プロ将棋協会(LPSA)の対局予定に次の2局が載っています。
- 10月8日(木)礒谷真帆 - 竹内優月
- 10月15日(木)渡部愛 - 崎原知宙
4ブロックには、女流王位を通算14期獲得している清水市代さんの名前もあります。
第37期のリーグで戦った山根ことみさん・渡部愛さん・山口恵梨子さん(白組)、加藤桃子さん・上田初美さん・木村朱里さん(紅組)も、今期は予選から勝ち上がりを目指しています。
挑戦者決定リーグ(紅組・白組)
挑戦者決定リーグは、予選を勝ち抜いた6人とシードの6人、合わせて12人のリーグ戦です。
紅組と白組に6人ずつ分かれて、総当たりで戦います。
シードの女流棋士は以下の6人です。
- 大島綾華(第37期 紅組 5勝0敗)
- 中七海(第37期 紅組 3勝2敗)
- 伊藤沙恵(第37期 紅組 2勝3敗)
- 磯谷祐維(第37期 白組 4勝1敗)
- 西山朋佳(第37期 白組 3勝2敗)
- 岩崎夏子(第37期 白組 3勝2敗)
前期の紅組上位3人と白組上位3人がシード権を手にしています。
五番勝負の日程と会場
第38期の五番勝負の日程・会場は、2026年10月2日の時点ではまだ発表されていません。
参考までに、直近3期の五番勝負は次の期間で行われました。
| 期 | 第1局 | 最終局 | 局数 |
| 第37期(2026年) | 4月15日(水) | 5月23日(土) | 3局 |
| 第36期(2025年) | 4月24日(木) | 6月25日(水) | 5局 |
| 第35期(2024年) | 4月25日(木) | 5月23日(木) | 3局 |
第37期と第35期は3連勝で決着したので、3局で終わっています。
組まれていた日程どおりなら、第5局は第37期が6月12日(金)、第35期が6月19日(水)でした。
挑戦者決定戦は、第37期が2026年3月13日(金)、第36期が2025年3月14日(金)、第35期が2024年3月15日(金)。
3期とも3月の中旬で、第1局は4月の中旬から下旬に始まっています。
第38期の日程と会場は、発表を待ちましょう。
歴代女流王位の一覧(第1期〜第37期)
女流王位戦は、1990年の第1期から数えて第37期まで終わっています。
この37期で女流王位になったのは、7人です。
年は番勝負が行われた年です。
| 期 | 年 | 女流王位 | 成績 | 相手 |
| 37 | 2026 | 福間香奈 | 3−0 | 大島綾華 |
| 36 | 2025 | 福間香奈 | 3−2 | 伊藤沙恵 |
| 35 | 2024 | 福間香奈 | 3−0 | 加藤桃子 |
| 34 | 2023 | 里見香奈 | 3−1 | 伊藤沙恵 |
| 33 | 2022 | 里見香奈 | 3−1 | 西山朋佳 |
| 32 | 2021 | 里見香奈 | 3−0 | 山根ことみ |
| 31 | 2020 | 里見香奈 | 3−0 | 加藤桃子 |
| 30 | 2019 | 里見香奈 | 3−1 | 渡部愛 |
| 29 | 2018 | 渡部愛 | 3−1 | 里見香奈 |
| 28 | 2017 | 里見香奈 | 3−2 | 伊藤沙恵 |
| 27 | 2016 | 里見香奈 | 3−0 | 岩根忍 |
| 26 | 2015 | 里見香奈 | 3−0 | 甲斐智美 |
| 25 | 2014 | 甲斐智美 | 3−1 | 清水市代 |
| 24 | 2013 | 甲斐智美 | 3−2 | 里見香奈 |
| 23 | 2012 | 里見香奈 | 3−0 | 甲斐智美 |
| 22 | 2011 | 甲斐智美 | 3−2 | 清水市代 |
| 21 | 2010 | 甲斐智美 | 3−1 | 清水市代 |
| 20 | 2009 | 清水市代 | 3−2 | 石橋幸緒 |
| 19 | 2008 | 石橋幸緒 | 3−2 | 清水市代 |
| 18 | 2007 | 石橋幸緒 | 3−2 | 清水市代 |
| 17 | 2006 | 清水市代 | 3−1 | 石橋幸緒 |
| 16 | 2005 | 清水市代 | 3−1 | 中井広恵 |
| 15 | 2004 | 清水市代 | 3−0 | 矢内理絵子 |
| 14 | 2003 | 清水市代 | 3−1 | 中井広恵 |
| 13 | 2002 | 清水市代 | 3−0 | 石橋幸緒 |
| 12 | 2001 | 清水市代 | 3−2 | 中井広恵 |
| 11 | 2000 | 清水市代 | 3−0 | 碓井涼子 |
| 10 | 1999 | 清水市代 | 3−1 | 碓井涼子 |
| 9 | 1998 | 清水市代 | 3−1 | 矢内理絵子 |
| 8 | 1997 | 矢内理絵子 | 3−2 | 清水市代 |
| 7 | 1996 | 清水市代 | 3−1 | 石橋幸緒 |
| 6 | 1995 | 清水市代 | 3−0 | 矢内理絵子 |
| 5 | 1994 | 清水市代 | 3−0 | 中井広恵 |
| 4 | 1993 | 清水市代 | 3−1 | 中井広恵 |
| 3 | 1992 | 中井広恵 | 3−0 | 林葉直子 |
| 2 | 1991 | 中井広恵 | 3−0 | 植村真理 |
| 1 | 1990 | 中井広恵 | 3−0 | 林葉直子 |
表を見ると、時代ごとに顔ぶれがはっきり分かれています。
第1期から第3期は、中井広恵さんが3連覇。
第4期からは清水市代さんの時代で、第9期から第17期までは9連覇です。
第18期・第19期は石橋幸緒さん、第20期は清水市代さんが取り返し、第21期からは甲斐智美さんと里見香奈さん(現・福間香奈さん)が女流王位を行き来しました。
第29期には渡部愛さんがタイトルを獲得しています。
そして第30期から第37期までは、福間香奈さん(第34期までは里見香奈さん)の8連覇が続いています。
女流王位の獲得期数
上の歴代一覧から数えた、女流王位の獲得期数です。
| 女流王位 | 獲得期数 | 獲得した期 |
| 清水市代 | 14期 | 第4期〜第7期・第9期〜第17期・第20期 |
| 福間香奈(里見香奈) | 12期 | 第23期・第26期〜第28期・第30期〜第37期 |
| 甲斐智美 | 4期 | 第21期・第22期・第24期・第25期 |
| 中井広恵 | 3期 | 第1期〜第3期 |
| 石橋幸緒 | 2期 | 第18期・第19期 |
| 矢内理絵子 | 1期 | 第8期 |
| 渡部愛 | 1期 | 第29期 |
いちばん多いのは清水市代さんの14期、次が福間香奈さんの12期です。
連続で獲得した期数は、清水市代さんの9期(第9期〜第17期)がいちばん長く、福間香奈さんの8期(第30期〜第37期)が続きます。
五番勝負に出た回数でも、棋士データベースでは清水市代さんが20回、福間香奈さんが14回。
37期のうち26期を、この2人で獲得しています。
第37期(2026年)五番勝負の結果
第37期の挑戦者決定リーグは、紅組を大島綾華さんが5勝0敗、白組を磯谷祐維さんが4勝1敗で制しました。
2026年3月13日の挑戦者決定戦では、大島綾華さんが112手で磯谷祐維さんに勝ち、挑戦者に決まっています。
五番勝負の各局の結果です。
| 局 | 対局日 | 対局場 | 先手 | 勝者 | 手数 |
| 第1局 | 4月15日(水) | 里湯ひととき夢乃井(兵庫県姫路市) | 大島綾華 | 福間香奈 | 158手 |
| 第2局 | 5月12日(火) | 京王プラザホテル札幌(北海道札幌市) | 福間香奈 | 福間香奈 | 85手 |
| 第3局 | 5月23日(土) | 麻生大浦荘(福岡県飯塚市) | 大島綾華 | 福間香奈 | 112手 |
福間香奈さんの3連勝で、女流王位8連覇が決まりました。
3局のうち2局は、福間香奈さんが後手番で勝っています。
いちばん長かったのは第1局の158手で、終局は19時38分。
いちばん短かったのは第2局の85手でした。
女流王位戦の仕組み
ここからは、棋戦そのものの話です。
主催
日本将棋連盟の女流王位戦のページでは、共同主催として新聞三社連合と日本女子プロ将棋協会(LPSA)が載っています。
LPSAの第38期のページと女流王位戦中継サイトでは、この2者に日本将棋連盟を加えた3者が主催として並んでいます。
2025年4月の連盟のお知らせでも、新聞三社連合・日本将棋連盟・LPSAの3者で女流王位戦委員会をつくっていると書かれています。
新聞三社連合は、中日新聞(東京新聞)・北海道新聞・西日本新聞の3社が1950年に立ち上げた集まりです。
のちに神戸新聞(1973年)と徳島新聞(1984年)が加わりました。
男性棋士のタイトル戦の王位戦も、同じ新聞三社連合の主催です。
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五番勝負は、局ごとに主催の新聞社が分かれています。
第37期の中継サイトでは、第1局が神戸新聞社、第2局が北海道新聞社、第3局が西日本新聞社、第4局が徳島新聞社、第5局が東京新聞の担当でした。
会場も、第1局が兵庫県、第2局が北海道、第3局が福岡県、第4局が徳島県と、それぞれの主催紙の地元でした。
女流タイトルはいま8つあります。
ほかのタイトルとの違いや保持者の一覧は、こちらの記事にまとめています。
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予選から五番勝負までの流れ
女流王位戦の流れは、こうなっています。
- 予選トーナメント(ブロックごとのトーナメント)
- 挑戦者決定リーグ(予選通過の6人+シード6人、紅組・白組の総当たり)
- 挑戦者決定戦(紅組の優勝者と白組の優勝者)
- 五番勝負(女流王位と挑戦者)
リーグは紅組・白組とも6人なので、1人5局ずつ指します。
それぞれの組の優勝者が、一番勝負の挑戦者決定戦で挑戦権を争います。
シードの6人は、予選を指さずにリーグから出場します。
五番勝負の先後は、第1局を振り駒で決め、そのあとは第4局まで交互です。
第5局までもつれた場合は、あらためて振り駒をします。
五番勝負の時期は、昔と今とで違います。
連盟のページで日程が分かる第11期〜第20期は、9月末から11月にかけての秋に行われていました。
第21期からは春から初夏に移り、ここ5期(第33期〜第37期)は4月の中旬〜下旬に開幕しています。
持ち時間
女流王位戦の持ち時間は、こうなっています。
| 対局 | 持ち時間 | 方式 |
| 五番勝負 | 各4時間 | 連盟のページに記載なし |
| 挑戦者決定リーグ | 各3時間 | 連盟のページに記載なし |
| 予選 | 各2時間 | チェスクロック使用 |
五番勝負は1日制で、朝9時に始まります。
第37期は、昼食休憩が12時から13時まででした。
持ち時間4時間ずつを使い切ると、終局が夜になることもあります。
第37期の第1局は、両者が3時間58分以上を使って19時38分に終わりました。
チェスクロック方式とストップウォッチ方式の違いは、こちらの記事で解説しています。
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クイーン王位の規定
日本将棋連盟の規定では、女流王位を通算5期獲得するとクイーン王位の資格を得ます。
連続でなくても、通算で5期あれば条件を満たします。
歴代一覧で通算5期に届いているのは、清水市代さんと福間香奈さんの2人です。
連盟の棋士データベースでも、2人の女流王位の欄にクイーン王位と記されています。
清水市代さんは第9期で5期目、福間香奈さんは第30期で5期目の女流王位を獲得しました。
ほかの女流タイトル戦
女流タイトル戦の日程や状況は、こちらの記事でも追いかけています。
対局中によく出てくる言葉の意味は、こちらの用語集でどうぞ。
↓ ↓ ↓

予選の結果、挑戦者決定リーグの顔ぶれと結果、挑戦者の決定、五番勝負の日程と各局の結果は、分かり次第この記事に追記していきます。

