浴衣を着るのは夏に限られます。しかも年に1回とか数回とかのことも多いはず。
そんな浴衣ですが、着るときはいいけど着た後はどうするか、意外とわからないのでは?そう思って調査してみました。
浴衣のクリーニング料金の相場
浴衣をクリーニングに出すと、料金の相場はだいたいこれくらいになります。
800円~3,500円
大手チェーン店だと安い傾向があります。呉服店や百貨店であれば高い傾向があります。また、浴衣の材質・種類によっても値段は違います。
くわしくは浴衣を持ち込んで見てもらうしかありません。ただ、概算なら電話などでも教えてくれるでしょう。同時に仕上がり日数なんかも聞いておくと安心ですね。
浴衣をクリーニングに出すときのポイント
浴衣をクリーニングに出すときは3つのポイントがあります。
ドライクリーニングにしない
浴衣はしっかり汗を吸い込んでいます。ドライクリーニングでは汗や汗汚れは取れません。ドライクリーニングではあまり意味がないんですよね。
なので、「汗取りクリーニング」や「水洗い」ということを伝えましょう。言わなくても対応してくれるところもありますが、対応してくれないところも。
ドライクリーニングだけでは翌年開いてみると、汗ジミになっている可能性も。。。怖いですね。
プレスしない
浴衣というとふんわりした雰囲気がすごく大事です。しかし、プレスしてしまったら。。。ホテルや旅館に備え付けの浴衣のように、ぺったんこでピシッとした浴衣に大変身してしまいます。趣がなくなりますよね。
なので、プレスしないように、ということを確実に伝えておきましょう。
できれば呉服店や百貨店に依頼する
料金は高くなる傾向にありますが、呉服店や百貨店にクリーニングを依頼するのがおすすめです。やっぱりノウハウが違います。
口コミをチェックしていると、チェーンのクリーニング店に依頼したところ、トラブルも出ているようです。大事な浴衣であるなら、ぜひ専門店へ依頼してみてください。
洗濯機で洗える浴衣は洗濯表示をチェック!
最近の浴衣は自宅で洗濯できるタイプも増えてきました。洗濯機のおしゃれ着洗いも進化していますし、ありがたいですね。自宅で洗濯できるかどうかは洗濯表示をチェックしましょう。
2016年12月以降であれば、こんなマークが表示されていれば、自宅で洗濯ができます。
数字や直線があるかもしれません。それにも意味はありますが、とりあえずこのマークがあれば大丈夫です。
くわしくは消費者庁の公式サイトに書かれているので、見てみてください。→洗濯表示(平成28年12月1日以降)
2016年11月以前の浴衣なら、こんなマークの場合に自宅で洗濯可能です。
こちらもくわしくは消費者庁公式サイトに掲載されています。ぜひチェックを。→洗濯表示(平成28年11月30日以前)
もし洗濯表示が消えてしまっている場合は、クリーニングに出すのが無難です。思い切って自宅で洗濯するという方法もありますが。。。無難なのはクリーニングに出すことですね。
洗濯機で洗うときのコツ・ポイント
自宅で洗濯ができることが分かれば、さっそく洗濯していきましょう!浴衣はデリケートな衣類だけに、抑えるべきポイントはしっかりチェックしておきましょう。
色落ちをチェック
洗剤で色落ちするか確認します。洗剤を目立たないところに付けて、数分放置。白い布などを当ててみて色が付かないことを確認しましょう。色落ちするなら、手で水洗いかクリーニングがおすすめです。
事前に汚れを確認
浴衣を広げてみて汚れがないか確認します。もし汚れがあるなら、ポイント洗い洗剤を付けたり、洗剤を先になじませておきましょう。
洗剤は入れても入れなくてもOK
洗剤を無理に入れる必要もないです。目立つ汚れがなければ、目的は汗を抜き取ることです。水洗いでも十分ですね。
たたんで洗濯ネットで洗濯
そのまま洗濯機に放り込んではダメです。洗濯ネットに入れて洗うようにしましょう。
洗濯時間や脱水時間は短めに
洗濯や脱水をすればするほど浴衣は傷んでいく可能性があります。なので、できれば短めにしておくのがおすすめです。
洗濯のりはしてもしなくてもOK
洗濯のりははほどよくパリッとするので、使うのもいいですね。ただ、虫などの餌になるという話も。なので、使うときは保管のときに防虫剤を入れるとか、管理をしっかりするようにしておきましょう。
洗濯機ではなく手洗いでもいい
たらいや浴槽に水をためて、水洗いするのもいいですよ。汗が抜ければOKですから。洗濯機で軽く脱水だけするといいでしょう。
浴衣を干すときのポイント
洗った浴衣は干さないといけません。干すときのポイントをご紹介します。
陰干しする
日光に当ててしまうと色あせします。なので、陰干しにしましょう。
専用の和装ハンガーや物干し竿を使う
干すときは専用の和装ハンガーが便利です。乾きやすくて型崩れもしにくいです。大事な浴衣であれば、ぜひ和装ハンガーを使ってみてください。
色あせをさせない、型崩れさせない、というのが大事です。干すことまで考えて、洗濯するようにしましょう!
クリーニング・洗濯以外に、毎年買い換えるという選択肢も
浴衣を洗うのはそれほど難しくはありません。またクリーニングに出せばきれいに仕上がってきます。ですが、それも面倒!ということであれば、毎年買い換えるという選択肢もありです。
最近は浴衣もかなりリーズナブルな値段になっています。バッグや下駄はそのままに、浴衣だけ買い換えるのは気分も変わっていいかもしれませんよ。実際にしている人もいます。
私は1つのものを大事にしたい派なので、洗濯しますが、買い換えるのもいいと思いますよ。