SDCSナイチンゲールのプロペラントタンクは肉抜き穴がひどい
SDガンダムクロスシルエットナイチンゲールのプロペラントタンクの肉抜き穴がひどいんです!
この肉抜き穴はパーツの整形をきれいにするために必要、ということです。だから仕方ないのですが、やはり目立ちます。
普通に装着していてとても目立つので、前々から気にはなっていました。
ということで、この肉抜き穴を埋めてみたいと思い立ちました。
果たしてうまく埋められたのかどうか!どういうアイテムを準備したのか!ご紹介していきます。
タンクの肉抜き穴に使う道具、準備物
では肉抜き穴を埋めるときに使った道具・準備物をご紹介します。
エポキシパテ
昔からなじみのあるタミヤのエポキシ造形パテ(速硬化タイプ)を利用しました。2つの素材を混ぜ合わせることで固まる性質を持ちます。
混ぜ合わせているときや埋めているときにかなりベタベタするので、水を指につけて作業をします。
そのため小さな容器に水を入れて準備しておきます。私はお弁当ので使うアルミカップで対応しました。
紙やすり
固まったエポキシパテを整形するときに使います。また、モールドを滑らかにするのに使います。
タミヤのフィニッシングペーパーのセットを用意しました。
400番・600番・1000番があります。
塗料
エポキシパテはベージュです。なので埋めた後は塗装してあげないと、すごく格好悪い状態になってしまいます。
今回は白に塗るのでガンダムマーカーのニューホワイトとガンダムマーカーエアブラシシステムを準備しました。
特にどの塗料でなければいけないということはないので、普段から使っている塗料を使えばいいと思います。
マスキングテープ
セリアで購入したものです。
クロスシルエットナイチンゲールのプロペラントタンクにはモールドが彫られています。
パテで穴埋めをするとその部分だけモールドがない!という状態になってしまいます。マスキングテープはモールドを掘るためのガイドとして使います。
デザインナイフ
ガイドとして使うためのマスキングテープをぴしっと切ったり、モールドの最初の切れ込みを入れるのに使います。切れ味がいいものがおすすめです。
私はオルファのデザインナイフです。妻が消しゴムはんこ作りに使っていたものを拝借しています(笑)
用意するものと言っても、プラモデル作りでとても基本的なものばかりです。お持ちのものも多いでしょう。これを機にそろえても損はないものばかりです。
タンクの肉抜き穴を埋める!埋め方手順をご紹介
では実際に、肉抜き穴の埋め方手順をご紹介していきます。
エポキシパテを肉抜き穴に詰め込む
エポキシパテを混ぜ合わせて穴に詰め込んでいきます。しっかり奥まで詰め込んで、固まった後に凹んだりすることないようにしましょう。
あまり盛りすぎないのがおすすめです。ですが、盛りすぎてもリカバーはできます。私はこの写真のようにめちゃくちゃたっぷり盛っててしまいました(笑)
そんなときは普通のカッターで盛りすぎた部分を削っていきましょう!魚のウロコのようになりますが、問題ありません。
削りすぎないように注意してガシガシ削っていきましょう。
紙やすりで整形していく
400番の紙やすりを使ってひたすら削っていきます。いろんな角度からチェックして違和感がない形になるまで削っていきましょう。
400番で作った形がほぼ最終的なタンクの形になります。とても大事な工程です。
形が整ったら、600番→1000番と進めて、表面を滑らかにしていきます。
モールドを彫る
形ができたらモールドを作っていきます。モールドは最初をどうしようか悩みましたが、意外と簡単に解決しました。
まず、マスキングテープを3枚か4枚重ねて貼ります。
真ん中あたりをデザインナイフでぴしっと切ります。
それを元々あったモールドに合わせて、タンクに貼り付けます。
これでモールドのガイドができました。マスキングテープに沿ってデザインナイフで切り込みを入れます。
そして、「のみ」を使うように少しずつ浅く削っていきます。
ある程度デザインナイフでの削りが終わったら、400番のヤスリを半分に折って、モールド内をゴシゴシとヤスリがけしていきます。
その後、600番→1000番と進め、マスキングテープを外せばモールドの完成です。
もしこの時点で不満があれば、もう一度マスキングテープを貼りなおして作業し直せばOKです。
塗装で完成です
すべてのモールドが彫り終わったら、塗装していきましょう。これで完成です!
塗装して完成したタンクはこんなにきれいに♪
肉抜き穴を埋めて塗装したタンクはこんなにきれいになりました!
写真では分かりにくいですね。立体的に見ないと。。。
高級感がある、とまでは言いませんが、穴ぼこだらけの元々のプロペラントタンクと比較する、とだいぶいい感じになったと思います。
よく見てみると実は少し削りが足りず、楕円形になっています(笑)でも、そこまで気にすることもないかなと思って放置ということにしました。
ある程度のところで納得して、次の工程に進むのも大事なことかなあと感じています。
あとはモールド内をスミ入れしないと、ですね。
できる範囲で肉抜き穴を埋めるのはおすすめ!
できる範囲で気になる肉抜き穴を埋めるのは、かなりおすすめです。本来のモビルスーツにはないはずの穴なので、埋めておいた方がきれいに見えますし、自然です。
ただ、肉抜き穴にこだわりすぎて作業が遅れてしまうのは私は避けたいなと思っています。
クロスシルエットナイチンゲールの足の裏もかなり肉抜きがされています。
これも何とか埋めようと思ったのですが、色々考えているうちに混乱してしまって、作業がストップしてしまいました。
なので、足の裏については今回は色だけ塗って放置することにしました。
ある程度妥協しつつ、ある程度こだわりつつ。自分自身にあったレベルでプラモデルを楽しんでいければ、と思います!