日本三大霊場はどこ?読み方・日本三霊山との違いを一覧で徹底解説

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「日本三大霊場はどこ?」と調べると、恐山以外の組み合わせが説によって違うことに気づいた方も多いはずです。

さらに「日本三霊山」「日本三大霊山」など似た言葉も多く、何がどう違うのか混乱しやすいテーマです。

 

この記事では日本三大霊場の読み方と2つの説(地獄系・仏教系)を整理し、よく似た「日本三霊山」との違いも一覧でわかりやすく解説します。

 

日本三大霊場とは?読み方も確認

「日本三大霊場」はにほんさんだいれいじょうと読みます。

 

霊場(れいじょう)とは、神仏の力が強いとされ、古くから信仰の対象となってきた特別な土地のことです。

 

日本三大霊場には公式な定義団体はなく、大きく2つの異なる説が存在します。

・説①:恐山・川原毛地獄・立山(あの世・地獄を思わせる絶景による選定)
・説②:恐山・比叡山・高野山(仏教の聖地としての規模による選定)

 

どちらの説でも恐山(青森県)だけは共通して選ばれているのが大きな特徴です。

 

説①:恐山・川原毛地獄・立山【地獄を思わせる霊場】

ひとつ目の説は、火山活動による荒涼とした地形が「地獄」を思わせることから選ばれた3つの霊場です。

恐山(青森県むつ市)

日本三大霊場はどこ 恐山

恐山は宇曽利山湖を中心としたカルデラ地形の霊場で、硫黄の臭いが立ちこめる岩場は「地獄」、湖畔の白浜は「極楽」に見立てられています

参道にかかる「太鼓橋」は三途の川を渡る橋とされ、奥には地蔵殿が鎮座しています。

宇曽利湖はpH3.5前後の強酸性湖で、魚が住める湖としては世界でも最も酸性が強いといわれています。

 

・アクセス:JR大湊線「下北駅」からバス約45分、または車で約30分

川原毛地獄(秋田県湯沢市)

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川原毛地獄は火山ガスが噴出し草木も生えない荒涼とした風景が広がる霊場です。

807年(大同2年)に月窓和尚がこの地を訪れ、奇岩や池を血の池地獄・針山地獄など136か所の地獄に見立てたことが名前の由来とされています。

すぐそばには高さ約20mから温泉が流れ落ちる「川原毛大湯滝」があり、7月〜9月限定で天然の露天風呂として無料開放されます。

 

・アクセス:JR「湯沢駅」から車で約45分(運転できない場合は予約制の観光タクシー「こまちシャトル」が便利)

立山(富山県)

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立山は標高3,015mを誇る、日本最北端の3,000m超え山です。

古くから修験道の修行の場とされ、地獄谷を思わせる火山地形や雷鳥が生息する高山植物の楽園など、極楽と地獄が同居する独特の景観で知られています。

現在は「立山黒部アルペンルート」でアクセスでき、観光客でも気軽に立山の絶景を楽しめます。

 

説②:恐山・比叡山・高野山【仏教の聖地系】

もうひとつの説は、仏教における規模・歴史の重みから選ばれた3つの霊場です。

比叡山(滋賀県大津市〜京都府京都市)

日本三大霊場はどこ 比叡山延暦寺

標高848mの比叡山には、天台宗の総本山「延暦寺」があります。

均整のとれた山容から「都富士」の異名を持ち、最澄が開いたこの地から多くの名僧を輩出してきました。

高野山(和歌山県伊都郡高野町)

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高野山は厳密には山ではなく、「山」という地域名です。

空海(弘法大師)が開いた真言宗総本山「金剛峯寺」を中心に、宿坊や参道などが整備された一大宗教都市となっています。

 

なお、より仏教的に正式な分類では、恐山ではなく身延山(日蓮宗総本山・久遠寺)を加えた「日本仏教三大霊山」という呼び方もあります。

こちらは比叡山・高野山・身延山という、各宗派の総本山が揃った組み合わせです。

 

「日本三霊山」「日本三大霊山」とは何が違う?

ここまでで「霊場」「霊山」「三大」「三」など似た言葉が次々登場し、混乱した方も多いと思います。

実はこれらはそれぞれ異なる名数(用語のグルーピング)です。

 

呼び名 選ばれる山・霊場 選定の軸
日本三霊山 富士山・白山・立山 古くからの山岳信仰(ほぼ定説)
日本三大霊山 富士山+{白山・立山・御嶽山}のいずれか
または 恐山・比叡山・高野山
諸説あり(自然信仰系/仏教系)
日本三大霊場(本記事) 恐山・川原毛地獄・立山
または 恐山・比叡山・高野山
諸説あり(地獄を思わせる景観/仏教の規模)

 

「日本三霊山」を構成する白山(石川県〜岐阜県、標高2,702m)は、全国に約2,700社ある白山神社の総本社・白山比咩神社が鎮座する山岳信仰の聖地です。

立山とともに「日本三大霊場」の自然信仰系の説にも深く関わっています。

 

日本三霊山についてはこちらの記事に詳しくまとめています。

ぜひあわせてご覧ください!

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もう一つ知っておきたい「岩船山」

栃木県栃木市にある岩船山(標高173m)は、かつて「関東の高野山」と呼ばれた霊場で、死者の魂が集まる山として民俗学的にも貴重な存在です。

境内の「賽の河原堂」には、亡くなった子どもの霊を供養する信仰が今も根強く残っています。

 

岩船山は「日本三大霊場」そのものには含まれませんが、「日本三大霊山」「日本三大地蔵」の一つとして紹介されることがあり、霊場・霊山を語るうえで欠かせない存在です。

このように、霊場・霊山にまつわる「三大」は地域や紹介者によって組み合わせが変わりやすいため、岩船山のような地方の名所も候補に挙がりやすいのが実情です。

 

日本三大霊場・候補地を一覧で整理

名称 所在地 特徴 属する説
恐山 青森県むつ市 地獄と極楽が同居するカルデラ湖の霊場 説①・説②共通
川原毛地獄 秋田県湯沢市 136の地獄に見立てた荒涼地形・大湯滝 説①
立山 富山県 標高3,015m・修験道の山・地獄谷 説①
比叡山 滋賀県・京都府 天台宗総本山・延暦寺 説②
高野山 和歌山県高野町 真言宗総本山・金剛峯寺 説②
岩船山(関連) 栃木県栃木市 死者の魂が集まる山・賽の河原堂 三大霊山の別説

 

まとめ

日本三大霊場について改めて整理します。

 

・読み方は「にほんさんだいれいじょう」
・説①は恐山(青森)・川原毛地獄(秋田)・立山(富山)で、地獄を思わせる荒涼とした景観が共通点
・説②は恐山・比叡山・高野山で、仏教の聖地としての規模・歴史が選定軸
・どちらの説でも恐山は確定枠
・「日本三霊山(富士山・白山・立山)」とは選定の軸が異なる、まったく別の名数
・栃木県の岩船山は三大霊場には含まれないが、関連する「三大霊山」候補として知られる

 

霊場・霊山にまつわる「三大」は、地域の信仰文化を反映して多様な説が生まれてきました。

どの説を取るかよりも、それぞれの場所が持つ歴史と空気感を実際に訪れて感じてみることをおすすめします。

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