SAGA久光スプリングスの井上未唯奈選手が、2026年にバレーボール女子日本代表へ初めて選ばれました。
さらに9月には、愛知・名古屋で開催中のアジア競技大会2026の日本代表メンバーにも名を連ねています。
この記事では、姉の影響でバレーを始めてから、金蘭会高校、SAGA久光スプリングスを経て日本代表にたどり着くまでの歩みを、名前の由来やポジションの変遷もあわせて振り返ります。
井上未唯奈選手のプロフィール
| 氏名 | 井上 未唯奈 |
|---|---|
| 読み | いのうえ みいな |
| 生年月日 | 2006年1月22日 |
| 出身地 | 千葉県印西市 |
| 身長 | 181cm |
| 血液型 | A型 |
| コートネーム | ミイナ |
| 所属 | SAGA久光スプリングス |
| 背番号 | 19 |
| ポジション | アウトサイドヒッター/ミドルブロッカー |
| 出身校 | 金蘭会高校 |
2006年1月22日生まれなので、2026年9月時点で20歳です。
SAGA久光スプリングスの公式サイトでは、ポジションがアウトサイドヒッターとミドルブロッカーの併記になっています。
ミドル専門かと思っていたので、調べてみてびっくりしました!
この二つのポジションを行き来してきたことが、井上未唯奈選手のキャリアをたどるうえでひとつのカギみたいですね。
SAGA久光スプリングス公式サイトのQ&Aでは、素顔もいろいろ紹介されています。
座右の銘には、誠実・献身・尊重という3つの言葉を掲げています。
毎日のルーティンは、日記を書きながらの1人反省会なのだとか。
バレーで大切にしている言葉は、悲しいときに笑える人に、苦しいときに頑張れる人になること。
自分のプレーの武器には機動力を挙げています。
試合前の勝負飯はバナナ、マイブームはボーリングと、なんだかとても親しみやすい選手です。
バレーを始めたきっかけはお姉さん
井上未唯奈選手がバレーボールを始めたきっかけは、お姉さんの影響です。
SAGA久光スプリングス公式サイトのQ&Aで、本人がそう明かしています。
出身は千葉県印西市で、地元の西の原小学校3年生のときに、地域のクラブチーム「印旛ヴィクトリー」でバレーボールを始めたと報じられています。
きょうだいがやっているスポーツを見て自分もラケットやボールを握る、というのはよくある話ですが、そこから日本代表まで駆け上がったのですから、お姉さんの存在は本当に大きかったのだろうと思います。
名前の由来と両親
「未唯奈(みいな)」という名前は、ピンク・レディーの未唯mieさんにちなんで両親が付けたものだそうです。
本人いわく、「未来へ向かって唯一の人に」という思いも込められているとのこと。
かわいらしい響きの名前ですが、そこにはご両親のしっかりした願いが込められていたんですね。
鹿島アントラーズとサガン鳥栖のサポーター
バレーボール一筋かと思いきや、井上未唯奈選手は大のサッカー好きでもあります。
2024年には、チームメイトの高橋葵選手と一緒にサガン鳥栖のホームゲームを観戦。
鳥栖の青いユニフォーム姿で、選手への応援うちわを手にスタンドを楽しむ様子が話題になりました。
コート上とはまったく違う、素の井上未唯奈選手が垣間見えるエピソードです。
中学時代
中学は、千葉県君津市の翔凜中学校に進みました。
2年生のときには千葉県選抜のメンバーとして、全国都道府県対抗中学大会に出場。
全日本中学生選抜にも選ばれるなど、中学時代はエースとして活躍していたと伝えられています。
3年生のときは新型コロナ禍でほとんどの大会が中止になってしまい、思うように試合ができない時期を過ごしたようです。
高校は金蘭会
高校は大阪の金蘭会高校に進学します。
入学後、中学まではアタッカーだった井上未唯奈選手はミドルブロッカーにコンバートされました。
1年生の冬、2022年1月の全日本高校選手権(春の高校バレー)で3位入賞を経験します。
2年生になった2022年のインターハイ(四国大会)では、金蘭会高校が優勝。
井上未唯奈選手自身も、ベスト6と優秀選手のダブル受賞を果たしました。
3年生のとき、金蘭会高校は高校女子で唯一、皇后杯全日本選手権のファイナルラウンドに出場し、V1女子の岡山シーガルズと対戦しています。
このとき井上未唯奈選手は、アウトサイドヒッターで先発。
第2セット以降にミドルブロッカーへ戻ると、得意のブロード攻撃が光ったと報じられました。
実はこのころ、井上未唯奈選手はもともとの得意ポジションだったアウトサイドヒッターへの再コンバートを希望し、練習を積んでいたとも伝えられています。
のちのSAGA久光スプリングスでの二刀流起用は、この高校時代の思いともつながっているように見えます。
そして2023年12月、SAGA久光スプリングスへの入団内定が発表されました。
大阪の高校から、佐賀のプロチームへ。
いよいよここから、井上未唯奈選手の社会人キャリアが始まります。
SAGA久光スプリングスでの歩み
SAGA久光スプリングス入団後も、井上未唯奈選手はアウトサイドヒッターとミドルブロッカーの両方に取り組む二刀流として起用されてきました。
2024年7月には、中国・江門で行われたU20アジア選手権に年代別の日本代表として出場。
決勝で中国とセットカウント2-3で敗れたものの、みごと銀メダルを獲得しました!
2025年3月9日、SVリーグ第18節の群馬グリーンウイングス戦にスタメン出場し、SVリーグデビューを果たします。
9得点を挙げる活躍で、SAGA久光スプリングスは群馬に3-0のストレート勝ち。
このとき、1年先輩の北窓絢音選手から前日にやさしい言葉をかけてもらい、緊張がほぐれたのだそうです。
井上未唯奈選手は「絢音さんのおかげです」と、先輩への感謝を口にしています。
北窓絢音選手についてはこちらの記事でまとめています。

2025年8月には、インドネシア・スラバヤで行われたU21世界選手権に出場。
決勝はイタリアが相手で、第1セットを落としたあと第2・第3セットを奪い返す場面もありましたが、最後は第4・第5セットを落としセットカウント2-3で敗戦。
U20に続いてU21でも銀メダルという結果でした。
1勝の大きさや1点を取りきる難しさ、勝負の残酷さを改めて痛感したと振り返りつつも、まだまだやれるという手応えも口にしています。
そして迎えた2025-26シーズンのSVリーグでは、SAGA久光スプリングスが日本一に輝きました。
井上未唯奈選手は、途中出場でアウトサイドヒッター側から攻撃に加わる二枚替えの形でこの優勝に貢献しています!
実際に調べてみると、アウトサイドヒッターでの活躍もかなり多いようですね。
日本代表の経歴
年代別代表としての実績を積み重ねてきた井上未唯奈選手ですが、2026年4月15日に発表された女子日本代表の登録メンバー37人に、初めて名を連ねました。
2028年のロサンゼルス五輪出場を目指すチームへの選出です。
選ばれたときの心境について、井上未唯奈選手は「最初は信じられませんでした。えっ、本当に私ですか?」と語っています。
漠然としていた目標が、これではっきりしたとのコメントも残しています。
そして2026年9月、井上未唯奈選手はアジア競技大会2026(愛知・名古屋)の女子日本代表メンバーにも選出されました。
同じ代表には、秋本美空選手、西崎愛菜選手、関菜々巳選手、山田二千華選手も名を連ねています。
それぞれの選手については、こちらの記事でも紹介しています。




アジア大会の2戦目、9月18日のインドネシア戦(小牧市スポーツ公園総合体育館)で第3セットから途中出場し、8得点をマーク。
日本は3-1で勝利しています。
1次リーグA組をネパール、インドネシアに連勝して1位で通過した日本は、準々決勝で台湾、準決勝で韓国をいずれも3-0で下し、決勝に進出しました。
お姉さんの影響で始めたバレーが、金蘭会でのポジション転向を経て、いよいよ日本代表の大舞台へ。
これからも井上未唯奈選手から目が離せません。
