春のお彼岸と秋のお彼岸。毎年彼岸の入り日や明け日は変わります。それがややこしいんですよね。ということで、彼岸の入り日について調査したのでご紹介します。
彼岸の入り日とは?どういう意味がある?
彼岸の入り日とは、お彼岸の期間の初日です。
そもそも「彼岸」とはご先祖様のいる世界(極楽浄土)です。一方、私たちがいる世界は「此岸(しがん)」と言われています。彼岸は西にあり、此岸は東にあるとされます。
太陽が真東から昇り真西に沈む春分の日や秋分の日は、彼岸と此岸がもっとも近づく日と考えられています。
そこで、この時期にはご先祖様の供養をするということになりました。春と秋のご先祖様供養期間「彼岸」の初日が彼岸の入り日というわけです。
春と秋の彼岸の入り日はいつ?毎年決まってる?
年に2回のお彼岸期間ですが、毎年決まって○月○日というわけではありません。なぜかというと、春分の日と秋分の日が微妙にずれるからです。
- 春の彼岸の入り日・・・春分の日の3日前
- 春の彼岸の明け日・・・春分の日の3日後
- 秋の彼岸の入り日・・・秋分の日の3日前
- 秋の彼岸の明け日・・・秋分の日の3日後
このように決まっています。なのでお彼岸期間は合計7日。ちなみに春分の日・秋分の日は「中日(なかび・ちゅうにち)」と言います。
国立天文台の公式サイトでは、春分の日が固定されない理由や、今後の春分の日・秋分の日が公開されています。
2020年の彼岸の入り日と明け日
2020年の彼岸の入り日と明け日はこうなっています。
- 春の彼岸の入り日・・・2020年3月17日
- 春の彼岸の明け日・・・2020年3月23日
- 秋の彼岸の入り日・・・2020年9月20日
- 秋の彼岸の明け日・・・2020年9月26日
- 春分の日・・・2020年3月20日
- 秋分の日・・・2020年9月23日
これを参考に、お彼岸の計画を立ててみてくださいね。ただ、台風などの時期とも重なっているので、予定通りに行かないことも多いですが。
お彼岸にお供えのおすすめと送る日
お彼岸のお供えと言えば、春はぼたもち、秋はおはぎ。これが定番ですね。お供えしてしばらく経ったら、みんなでおいしくいただきましょう♪
ただ、ぼたもちやおはぎにこだわる必要はありません。ご先祖様が好きだったものでもいいです。
また、お供えは「お下がりをいただくもの」でもあるので、実際のところ自分たちが欲しいものでもOKです。お供えのお下がりを喜んで食べている様子を見て、ご先祖様はとても喜ぶんじゃないでしょうか?
逆においしくなさそうに食べている姿は絶対に喜ばれないでしょう。そう考えると、自分たちがほしいお供えでも問題はないです。
もし帰省できないとかお参りに行けない、ということであれば、お供えを送付するのでもOKです。そのときには余裕をもって送付するようにしましょう。
彼岸の入り日の前には到着するようにするといいでしょう。お彼岸期間は忙しいですからね。早めに送るようにすると親切です。
また日持ちするものにするのも大きなポイントです。到着してすぐにお供えして、すぐにお下がりをいただく、というのは大変です。だからこそ、日持ちするお供えを早めに送付するようにしましょう。
お彼岸のお参りは台風や大雨でも行くか?
お彼岸にはお参りに行ったほうがいいですね。彼岸と此岸が近づく時期だからこそご先祖様とも近づくことができます。そんなときにこれまでの感謝や普段の感謝、その他のお願いごとなどをするといいでしょう。
ただ、春は嵐となる時期ですし、秋は台風の季節でもあります。
無理にでもお参りに行ったほうがいいでしょうか。そんなことはありません。自分の身をキケンにさらしてまで会いに来てほしいご先祖様っているでしょうか。それはいないと思います。
会いに来てケガをしたとかあっては、先祖の名折れですよね。だからこそ危険を冒してまでお参りに行く必要はありません。行ける範囲でお参りに行きましょう。
お彼岸は余裕を持って計画を
お彼岸の時期は余裕を持って計画しましょう。連休となる年もありますし、帰省計画も事前に立てておくといいですね。余裕がないとあせってしまいます。焦るといいことはありません。
ぜひ事前に、余裕を持って計画しておきましょう♪