日本三大がっかり名所と言われる観光地があります。
それはいったいどこなのか、本当にがっかりするのか。
私の体験も含めてご紹介します!
日本3大がガッカリ名所とは
日本三大がっかり名所という観光地。それがこの3つです。
- 札幌時計台(北海道)
- はりまや橋(高知県)
- オランダ坂(長崎県)
2023年6月現在、この3か所ががっかり名所として有力です。
他にも候補はありますが、一応、この3つが多く語られているようですね。
では、それぞれどういう観光地なのかご紹介します。
札幌時計台
- 住所 北海道札幌市中央区北一条西二丁目
- 最寄り駅 大通駅(徒歩2分)
がっかりする、と分かってればそんなにがっかりしない時計台。
緑が綺麗です。 pic.twitter.com/kYVK0g4YkV— ぴーたん (@Ptan_qma_poker) June 11, 2023
札幌時計台の正式名称は「旧札幌農学校演武場」です。
札幌農学校は北海道大学の前身で、1876年に開校しています。
そして、1881年(明治14年)に時計が設置されました。
それからずっと札幌の変化を見守り続けている、ということです。
消耗品以外は、当時のものが残されているそうで、世界的に見ても珍しい時計のようです。
さて、どうして「がっかり名所」と言われるのかと言うと、「思ったより小さいから」という意見が大半です。
明治時代の建物ですし、周りは都市化して大きな建物が立ち並びます。
なおさらひっそりと小さくたたずむ結果になり、がっかり感を感じるようです。
はりまや橋
- 住所 高知県高知市はりまや町1
- 最寄り駅 はりまや橋駅(すぐ)
はりまや橋
日本三大がっかり名所に上げられる所はだいたい行ったけど、ここよりショボイところはない気がする😫 pic.twitter.com/OZnnsUcKzt
— キザシ@かほっぱい (@kizashi19830720) June 6, 2023
江戸時代に堀川を挟んでいたお店の「播磨屋(はりまや)」と「櫃屋(ひつや)」が行き来のために橋をかけたのがはりまや橋の始まりと言われています。
この堀川は埋め立てられてしまいましたが、今ははりまや橋公園として小川が再現されています。
どうしてがっかり名所なのか、というと「思っていたよりも小さい」からですね。
隣にはJR高知駅から南へ向かう、広い道路が整備されています。その脇にしれっと存在するのがはりまや橋。
渡り切るのにかかる時間は10秒以内。だからこそ、がっかりするということが多いようですね。
2023年8月11日に私も渡りました。
9歩~10歩で渡り切ることができました。
オランダ坂
- 住所 長崎県長崎市東山手町
- 最寄り駅 メディカルセンター駅(徒歩4分)
日本三大がっかりスポットの一つ、オランダ坂
なんというか普通に坂だった#地理部夏合宿2019_帰宅 pic.twitter.com/ZzDwW8f6ja— チーバくんの口元 (@earthenware_azb) August 27, 2019
主に活水女子大学下の坂、活水坂(かっすいざか)、誠孝院(じょうこういん)前の坂がオランダ坂と呼ばれています。
以前は外国人居留地にある坂をすべてオランダ坂と呼んでいた、という説もあります。
近くには当時の様子がうかがえる建物があり、内装や調度品を見学でき、またカフェでゆっくりすることもできるようですね。
がっかりの理由は「ただの坂だから」ということです。
生活道路にもなっているので、本当にただの坂、という感じが強いみたいですね。
三大名所以外の候補地
日本三大がっかり名所以外にも候補地があります。例えばこんな観光地ですね。
鹿苑寺金閣(金閣寺)
あまりに金ぴかすぎて、建物ではなくて模型のように見えてしまうそうです。
慈照寺銀閣(銀閣寺)
非常に地味な建物、というのががっかりの理由だそうです。
そういうコンセプトで建てられた建物なので仕方ないですね。
仁徳天皇陵(大仙古墳)
行ってみても森と山しか見えない、というのががっかりポイントのようです。
本で見るような前方後円墳には見えない、ということですね。
京都タワー
京都タワーと京都の町並みがマッチしない、というのががっかりしてしまう理由とのことです。
天橋立
天橋立はきれいな観光パンフレットや、すばらしい写真とのギャップにがっかりすることが多いとか。
景色に感動する系の観光地には、必ず起こる問題ですね。
実際にがっかりしたか
私は日本三大がっかり名所のすべてに行ったことがあります!
うろ覚えもありますが。記憶を頼りに、実際にがっかりしたかどうか、ということをご紹介します。
札幌時計台
札幌時計台はがっかりしませんでした。
そんなに期待をしていなかったからかもしれません。
行ったときは普通に「おお、これが有名な時計台か!」と思った記憶があります。
はりまや橋
はりまや橋はがっかりした、というよりも驚きましたね。
「はりまや橋はどこだ?」と探していたら、「これか!」と、驚きとともに発見した記憶があります。
広い道路の脇に、ひっそりとたたずんでいる。
そんな雰囲気なので、まさかこれがあのはりまや橋か、と感じました。
はりまや橋だと知らずに渡って、「はりまや橋はどれ~?」と探す人が多そうです。
オランダ坂
おそらく修学旅行で行ったことがあるはずです。
ですが、オランダ坂は記憶がありません。
まぁ、修学旅行の遠い遠い記憶なので、もうたどれないんですよ(笑)
でも男子中学生、男子高校生の時代なので。。。「は?ただの坂じゃないか!」と思ったと思います。
日本三大がっかり名所の私の記憶はこんな感じですね。
観光旅行なら、どの観光地へも期待いっぱいで訪れると思います。
しかし、期待が大きすぎるとそのギャップにがっかりしてしまうことが増えます。
期待し過ぎずに現地へ行くと、感動度が上がるかもしれませんね!
世界三大がっかり名所もある
日本だけじゃなくて、世界にもがっかり名所はあるみたいですね。それがこちら。
- 人魚姫像(デンマーク)
- 小便小僧(ベルギー)
- マーライオン(シンガポール)
簡単にガッカリポイントを解説していきますね。
人魚姫像
人魚姫の像はががっかり名所の理由は3つ。
1つは全長が80cmと小さいこと。
2つ目は誰でも触れる位置にあるので修復が多く、今はレプリカが設置されていること。
3つ目は後ろに工業地帯が広がっていること。
これらの理由でがっかり名所とされています。
小便小僧
小便小僧も人魚姫像と同じく、小さいということが理由の一つです。全長約55cmだそうです。
そして、こちらは人魚姫像と違って、高い位置に設置されています。
なので、あまり良く見えない、というのもがっかり名所に認定される理由の一つです。
マーライオン
マーライオンは今ではがっかり名所ではないようです。
以前は景観が悪いとか、ポンプ故障で水が出せないという時期があったため、がっかりした人が多かったようです。
今は移転されて、がっかり度は非常に低いようですよ。
がっかり名所も行ってみると楽しい
ガッカリ名所も行ってみると楽しいものです。
期待しすぎずに見に行くと、やっぱり歴史がある場所ですから、楽しめると思います!
逆に「どれだけがっかりさせてくれるだろうか!」と大きな期待を持っていくと、がっかりできなくてがっかりする、ということになってしまう可能性も(笑)
あまり期待しすぎずに、素直な気持ちで訪れたいものですね。