メタメッセージというカタカナ語ってどういう意味かご存知ですか?意味はひとつなんですが、使われるシーンによっていろんな意味合いを持ちますね。
ややこしいんですよねぇ。
メタメッセージとは。どんな意味なのか
メタメッセージの意味をご紹介します。
「その言葉が持つ本来の意味とは別の意味を表すこと」
このような意味があります。なんだか分かるような分からないような感じですね。
「察して欲しい」とか「仲間内の隠語」みたいなものとも言っていいかもしれませんね。
「本来はこういうメッセージが隠れている」というケースというと分かりやすいかも。意訳とも近いですね。嫌味もメタメッセージのひとつです。
では次にメタメッセージの例をご紹介します。
メタメッセージの例やシーン
意味を読んだだけではちょっと分かりにくいメタメッセージの意味を、例を上げてご紹介します。
例1
あいつは本当にバカだなぁ。
仲間内や親戚の中で使われる場合、本当にバカだと思っているわけではなく、「愛すべきやつだなぁ」という意味で使われることが多いです。
場面や前後の文脈から本当の意味を分析しないといけませんね。
例2
あ、あんたなんか何とも思ってないんだからねっ!
漫画で女の子がこういうセリフをよく使いますよね。本当に何とも思っていないわけではなく、そこには「好き」という気持ちが隠れています。
これも場面によっては、本当に何とも思っていないこともあるわけで。
メタメッセージは場面や前後のつながりから総合的に判断しないといけません。
例3
何してんの!
親子の会話でよく聞きませんか?「何してんの!」という言葉は、本当に何をしているのか尋ねているわけではないですよね。
「危ないからやめなさい」「遊ばないで勉強しなさい」という意図が含まれています。こんな身近なところにもあるんですね。
例4
テレビのニュースで繰り返し報道されるできごと
テレビのニュースでは政治の話は毎日出ます。また、ある事件が起きたらどのテレビ局でもその事件や関連する事件について繰り返し報道します。
繰り返される報道によって、「政治は大事です」「大事な政治を動かしている政治家は偉い」「こんな系統の事件がたくさん起きている」ということを伝えているわけです。
報道側がその意図を持っていても持っていなくても、このように受け取られる場合もありますね。
例5
SNSへの投稿
高級レストランで食事をしたとか、ハイブランドのバッグを買ったという投稿にもメタメッセージがある場合があります。
本当に事実の報告だけの人もいるでしょうが、「こんな高価なものを食べられる(買える)私ってすごいでしょ」という意図が込められている投稿もあります。
逆にその投稿を見た人が投稿者の意思と無関係に「自慢しやがって」と思うこともあります。
他にも考えればいろいろと出てくると思います。日常生活で普通に使われていますからね。ちょっと気をつければかなりたくさん出てきます。
気になったら、少し意識してみてください。
メタメッセージって本当にややこしい!
メタメッセージって本当にややこしいですね。発信者・発言者・投稿者にその意図があるかないか、というところが大きいです。
実際に意図を込めて発信している人も多いです。悪い方向に進むと、これが印象操作や洗脳ということになるわけです。
逆に、受け取る側が勝手に意味を付けることもあります。
発信者にはそういう意図もないのに「これはこういう意味が隠されているに違いない!」ということで、発信者が意図しない意味で拡散してしまうことも。
本当にややこしい!前後の文脈やシーンから判断するとともに、あまり裏の意味を勘ぐりすぎないことも大事ですね。