「誰が、鹿や」というポスター、ご存知ですか?三重県三重郡菰野町の観光ポスターが話題になっています。
このインパクト抜群の観光ポスターは、誰がいつ作ったのでしょうか。調査してみました!
誰が、鹿や。ポスターは誰が考えたか
2020年10月ごろから再ブレイクした「誰が、鹿や。」というポスター。このインパクトのあるキャッチコピーは誰が考えたのでしょうか。
さぞかし名のある人かと思いきや。。。名古屋外国語大学の学生さんが考えたようです。
菰野町の公式サイトによると、名古屋外国語大学の広報論、地域プロデュース演習の課題だったようです。そう言われてみると、学生さんが考えたネタっぽい感じもしますね。
社会の常識にとらわれすぎていない、自由な発想です。
この演習ではいくつかの候補が挙がったらしく、これを町民の投票によって最終的に選出したとのこと。
投票総数は385票で、「誰が、鹿や。」の得票数が103票!約27%の票を獲得して、見事選出されました。このキャッチコピーを考える人も考える人ですが、投票する方も投票する方ですね(笑)
こういう思い切った施策が地域に活気をもたらすんですよね。普通のことをするよりも、おもしろおかしく冒険するほうがいい!
地域活性化にも人生の充実にも通ずるところがありますね。
ちなみに菰野町では、毎年違う大学にキャッチコピーの案の作成を依頼しているっぽいです。
2021年のキャッチコピー総選挙の案は、東海学園大学、名古屋外国語大学、京都芸術大学の学生さんが考えたみたいですね。
誰が、鹿や。ポスターはいつから存在するのか
誰が、鹿や。のポスターは2020年10月頃から注目されましたが、実際はいつからあるのでしょうか。実は2020年10月のずっと前から存在していたんです。
ポスター制作は2019年です。
町民によるキャッチコピーの投票があったのが2019年1月15日~2月3日です。そこから制作していますから、2019年の上旬には作られていたのではないでしょうか。
作成当初から反響はあったみたいですね。ぜんぜん知らなかったです。
2020年10月に再ブレイク。ツイッターから拡散して話題になりました。本当におもしろいキャッチコピーを作って、本当にいい投票をしたものですね。
三重県三重郡菰野町(こものちょう)はどんなところか
では「誰が、鹿や。」で話題の三重県三重郡菰野町はどんなところでしょうか。
人口
- 2020年12月末現在 40,630人
思ったよりも大きな町でした。あまりに自然が豊かなので、もっともっと人口が少ない町かと思っていました。
観光スポットは湯の山温泉や御在所岳
湯の山温泉や御在所岳(ございしょだけ)には多くの観光客や登山者が訪れるそうです。
湯の山温泉は1300年の歴史を持つ、たいへん歴史のある温泉です。歓楽街となっていないので、ファミリー層が安心して宿泊できる拠点としてもとても人気だそうです。
御在所岳では、桜やあじさい、シロヤシオなどの花や紅葉、雪景色まで四季に応じた自然を満喫できます。
また、「田光のシデコブシ及び湿地植物群落」は国の天然記念物に指定されています。自然と一体となった観光が魅力です。
ふるさと納税
ふるさと納税は返礼品を設定していないみたいですね。残念。「ふるさと菰野応援寄附金」として、純粋な寄付金を募っています。
マコモダケなどの農産物や、湯の山温泉の温泉グッズとか、宿泊券とか。設定してくれたらいいのに。
ニホンカモシカとは。国の特別天然記念物で絶滅危惧種
誰が、鹿や。※ニホンカモシカは、牛の仲間です。ということで、ニホンカモシカ。哺乳綱偶蹄目ウシ科カモシカ属に分類される哺乳類です。
名前にシカが付いているけど、ウシの仲間ですね。
「ニホン」と付いているだけあって、日本の固有種。東北地方から九州まで、広く分布しています。
もともとは高山で生きていると考えられていましたが、数が増えている地域では海岸線でも見られることがあるとか。
しかし、個体数は減少傾向で、地域によって絶滅危惧種に指定されたり、既に絶滅しているところもあるようです。
いろんなポスターはこうあるべし!
誰が、鹿や。というキャッチコピーで有名になった三重県三重郡菰野町の観光ポスターですが、ポスターはこうあってほしいなぁ、と。インパクトがあることこそポスターの本質ですからね。
誰が、鹿や。をきっかけに、おもしろいポスターが広がりますように!