世界三大美女の楊貴妃、小野小町、クレオパトラは世界共通か日本独自か。誰が決めた?

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世界三大美女と言われる3人の女性がいます。

それは誰なのか、どんな人なのか。世界共通なのか、日本だけなのか。

そして、誰が決めたのか。

調査してみました!

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世界三大美人とは誰か

世界三大美女というと誰かというと、この3人が挙げられることがほとんどです。

 

  • 小野小町
  • 楊貴妃
  • クレオパトラ

 

これでほぼ異論はないようですね。

そんな3人の女性についてご紹介していきます。

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小野小町|百人一首や絶世の美女との噂

世界三大美女のひとりは、日本人ですね。

平安時代前期の女流歌人「小野小町」です。

六歌仙、三十六歌仙、女房三十六歌仙のひとりと数えられます。

 

世界三大美女とは 世界三大美人とは 小野小町

 

生没年は不明です。一説には825年~900年と言われますが、確たる証拠はないようです。

 

出身地もはっきりしません。秋田県湯沢市あたりだとか、山形県酒田市あたりだとか、その周辺だとか言われています。

かと思えば、京都市や彦根市、越前市、熊本市も出身地と言われているようです。

古い時代の人物だけに、とにかく情報がない!

そして、有名な人物だけに、誰もが縁の地を主張する。

そんな状況になっているのではないか、と考えています。

 

ところで歌人として超有名な小野小町。

もちろん、百人一首にも選ばれています。それが、一番有名な歌ではないでしょうか。

 

花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに

 

これですね。学校の授業などで聞いたこともあるのではないでしょうか。

私は漫画の「ちはやふる」が好きなので、そこで良く見たような覚えがあります。

 

百人一首は1人1歌しか選ばれていないようです。

だからこそ六歌仙の小野小町もこの歌だけが採用されているみたいですね。

 

絶世の美女とは言われていますが、当時の文献にそのような記載はなく、後年になって「絶世の美女だった」とされたのが真相のようです。

楊貴妃|皇帝が夢中になった

2人目は楊貴妃です。

楊貴妃は中国の唐の六代工程である玄宗の妻です。

もともとは玄宗の息子の妃だったものを、あまりに美しかったので、玄宗が妻としたとのこと。

なので、年の差が大きく、その差は34歳でした。すごいなー。

 

世界三大美女とは 世界三大美人とは 楊貴妃

 

玄宗は「開元の治」と言われるすばらしい政治をした皇帝として知られています。

しかし、次第に楊貴妃に夢中になり、2人で温泉に入り浸り政治を顧みなくなったとか。

すばらしい政治を行った玄宗すら腑抜けにしてしまうほどの魅力を持っている、ということで楊貴妃が世界三大美女に数えられています。

 

しかし、楊貴妃に取り入って権力を手にした安禄山。

そして、楊貴妃一族の楊国忠が争うようになり、安史の乱が勃発。

玄宗と楊貴妃と楊国忠は敗れ、逃げます。

 

しかし兵士たちが玄宗に、楊貴妃と楊国忠の処刑を求め、玄宗もそれに従うという、悲しい最期を迎えました。

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クレオパトラ|映画にもなる世界的美人

3人目はクレオパトラです。

プトレマイオス朝エジプトの最後の女王で正式にはクレオパトラ7世と呼ばれます。

 

世界三大美女とは 世界三大美人とは クレオパトラ

 

権力争いによって内紛が起きた際に、クレオパトラはローマのカエサルと手を結びます。

反対勢力を一掃したクレオパトラはカエサルを後見人として女王に就任します。

この際、カエサルはクレオパトラの愛人として宮廷に入りました。

 

数年後、カエサルが暗殺されると、そのときにローマで暮らしていたクレオパトラはローマを脱出。

その後、カエサル亡き後の動乱を戦うアントニウスと結婚。

戦いに敗れてアレクサンドリアに逃げたアントニウスはクレオパトラに夢中に。

その間に勢力を拡大したオクタヴィアヌスに攻められ、アントニウスは自害。

 

クレオパトラは生き残るため、オクタヴィアヌスを誘惑しますが、失敗。

毒蛇に自らをかませて自害しました。

 

これでプトレマイオス朝エジプトは滅亡ということになりました。

ときの有力者を2人も誘惑して手玉にとったということで世界三大美女に選ばれています。

世界共通なのかどうか

日本では世界三大美女というと、小野小町・楊貴妃・クレオパトラと言われますが、これは世界共通なのでしょうか。

そこはだいたいの予想通り、日本独自のようです。

 

明治中期になって、「日本人を世界三大偉人にしよう」という機運が高まり、そこで小野小町がねじ込まれたようです。

 

世界的には誰が選ばれるのか、というと、なんとそこには「ヘレネー」が入るみたいです。

ヘレネーというとギリシャ神話の登場人物。つまり、創作上の人物です。

それがOKなら人気漫画の登場人物もいいんんじゃない?とも思いますが。

まぁ、ヘレネーが入るようです。

 

その他、楊貴妃ではなく虞美人だとか、小野小町ではなくヘレネーでもなくマリー・アントワネットだ、という意見もあるようです。

が、基本的にはヘレネーが入るようですよ。

ヘレネー|神話の中の美女

ヘレネーの父はゼウス。ギリシャ神話における、全知全能の神ですね。

そんなゼウスを父に持ち、母はスパルタ王の王妃レーダー。

半分神様、半分人間、ということになります。

 

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ヘレネーは成長して地上で最も美しい絶世の美女となります。

 

その後は引く手あまた。

アテネの王のテーセウスにさらわれ、求婚者はギリシャじゅうから集まり、アフロディーテに派遣されたパリスの下へ走り、取り返そうと夫のスパルタ王メネラーオスがトロイア戦争を起こしました。

パリスの死後は、パリスの弟同士が奪い合い、最後にはまたスパルタの王妃として平穏に暮らしたとされています。

 

ただ、これは神話の中の話です。

誰が決めたのか

世界三大美女は誰が決めたのでしょうか。

これは調べてもさっぱり分かりません

 

日本独自の文化とも言われているようです。

英語圏には世界三大美女という記述自体が見つからないという話もあります。

 

明治時代にナショナリズムが高まり、日本も世界の上位なんだよ、という意識付けをするために世界三大美女という名称を設定。

さらに西洋的な人物ではなく、東洋寄りの3人を選出。

そのうち1人は日本人を入れた、という説もあります。

 

いつの時代もメディアは良くも悪くも強い影響力を持ちますね。

現代との基準は大きく違う!そこがまた楽しい!

さて、気になるのは世界三大美女が現代にいたとして、みんなが振り返るような美人なのか、ということです。

まぁ、おそらくはそんなことはないんでしょうね。

文化も美意識も言葉も、時代とともに変化します。

平安時代は当然のメイクだった丸い眉毛は現代ではまったく通じません!

 

そう考えると、小野小町も楊貴妃もクレオパトラも、そしてお市の方などの美女と呼ばれる人物も、いま会えば、普通の人なんでしょうね。

 

それでも、想像をふくらませるのは楽しいものですよね。

現実を理解しつつ、妄想をふくらませて楽しむのもいいですね!

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