女流名人戦は2024年で50期となる、女流棋戦でもっとも歴史が深いタイトルです。
タイトルの重みもひとしお。
そんな女流名人戦についてご紹介していきます!
女流名人戦の2024年スケジュールと会場
2024年の女流名人戦の日程や場所は2023年11月9日現在、未発表です。
例年1月スタートなので、2024年もおそらく間違いないとは思います。
過去のスケジュールと会場はこうなっていました。
2023年
- 第1局 1月15日 岡田美術館 開化亭
- 第2局 1月22日 出雲文化伝承館 松籟亭
- 第3局 2月5日 関根名人記念館
- 第4局 2月24日 東京・将棋会館
- 第5局 3月10日 東京・将棋会館
2022年
- 第1局 1月16日 岡田美術館 開化亭
- 第2局 1月23日 出雲文化伝承館 松籟亭
- 第3局 2月6日 関根名人記念館
- 第4局 2月24日 関西将棋会館
- 第5局 3月7日 東京・将棋会館
おそらく2024年は第1局が1月14日、第2局が1月21日、第3局が2月4日。
これまでのパターンだとこうなりそうです。
リーグ戦の状況
(2023年12月1日更新)
11月29日にプレーオフが開催され。。。
里見香奈さんが勝利
挑戦権を手にしました!
(2023年11月25日更新)
11月24日に女流名人リーグ戦の最終戦が行われました。
そこで里見香奈さんと内山あやさんがそろって勝利!
両者が7勝2敗となり、挑戦者決定はプレーオフの結果によって決まることになりました。
プレーオフは11月29日に行われます。
女流名人タイトルを取り戻そうと意気込む里見香奈さんか。
それとも内山あやさんが初のタイトル挑戦を決めるか。
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女流名人への挑戦権をかけたリーグ戦も終盤にかかっています。
10人が総当たりで戦うリーグ戦は既に7戦目までは全員終えています。
現状の成績がこちら。
- 6勝2敗 内山あや
- 5勝2敗 里見香奈
- 4勝(4敗または3敗) 鈴木環那、加藤桃子、石本さくら、渡部愛、山根ことみ
- 3勝5敗 伊藤沙恵、上田初美
- 2勝6敗 香川愛生
挑戦権争いは3人に絞られています。
内山あやさん、里見香奈さん、鈴木環那さんです。
今後、鈴木環那さんが2勝、里見香奈さんが1勝、内山あやさんが1敗という成績になると、3人でのプレーオフということになります!
これはまた激熱展開ですね!
持ち時間
女流名人戦の持ち時間をご紹介します。
- 予選 2時間
- リーグ戦 2時間
- タイトル戦 3時間
※すべてストップウォッチ方式
最近は予選をチェスクロック方式で行うタイトル戦も増えてきました。しかし、一番の歴史を持つ女流名人戦はストップウォッチ方式を採用しています。ストップウォッチ方式は考える時間がチェスクロック方式よりも長いので、ミスが減る傾向にあります。なので、実力通りに決まりやすいと考えます。ストップウォッチ方式は女流名人戦にふさわしいと思いますね。
チェスクロック方式とストップウォッチ方式の違いはこちらの記事にまとめています。
↓ ↓ ↓
将棋の持ち時間とは|ルールや食事・トイレ、チェスクロック・ストップウォッチ方式の違い

ぜひご覧ください。
持ち時間の違いが分かるだけで、将棋の見方が変わってきますよ!
挑戦者の決定方法
女流名人のタイトル戦に出場するには非常に遠い道のりです。
予選
まずは予選。予選では4組に分かれて、負けたら終わりのトーナメント戦が開催されます。
ここを勝ち抜いた4人がリーグ戦に進出します。
2024年の挑戦権をかけて、渡部愛さん・内山あやさん・香川愛生さん・山根ことみさんの4人が勝ち抜きました。
リーグ戦
前期に残留した6人と、予選を勝ち抜いた4人の合計10人で総当たりのリーグ戦が行われます。
上位1名に挑戦権が与えられます。
また下位4人はリーグ戦陥落ということで、翌年は予選からの参加となります。
前年の上位6人には1位から6位の「順位」と呼ばれるポジションが与えられます。
予選勝ち抜きの4人は全員7位となります。
もし、勝敗が同点だった場合、順位が下の女流棋士が下位にランキングされます。
もし4勝4敗で6位または7位になるとすると、順位が上なら残留、下なら陥落ということになります。
西山朋佳の連覇か、それとも?
2023年、西山朋佳さんは初めて女流名人のタイトルを獲得しました。
また、2023年11月9日現在、女流四冠を維持しています。
そんな勢いのある西山朋佳さんが防衛するのか。
それとも、激戦を制した挑戦者がタイトルを奪取するのか。
目を離せない対局になるのは間違いないですね!