X(旧ツイッター)でインプレゾンビというアカウントが現れています。
本当に迷惑ですよねぇ。
どうしてこんなアカウントが発生するのか。
どうすればこれらのインプレゾンビを撃退できるのか。
調査してみました。
インプレゾンビやリプライゾンビはなぜ現れるか
インプレゾンビやリプライゾンビというアカウントが多く現れます。
これはなぜなのでしょうか。
理由をご紹介します。
インプレゾンビやリプライゾンビが現れる理由はずばり「お金」です。
Xにはクリエイター広告レベニューシェア(Creator Ads Revenue Sharing program)というプログラムがあります。
自分の投稿へのリプライから広告収入を得られる、というプログラムなんです。
プログラムは誰でも参加できるわけではないです。
条件があります。
- フォロワーが500人以上
- 過去3か月の投稿に対するインプレッションが500万以上
- X Premiumまたは認証済み組織に参加している
こういう条件があります。
トレンドに挙がっているワードで投稿すればインプレッションが稼ぎやすいです。
また、バズっているポストに早くリプライすると、リプライの上部に表示されて、インプレッションが稼げます。
なので、お金を稼ぐために、インプレッション数を増やしたい。
そこで、インプレゾンビやリプライゾンビが現れるのです。
インプレゾンビとは
なぜ、インプレゾンビやリプライゾンビは「ゾンビ」と言われるのでしょうか。
その理由は2つあると思われます。
- ポスト内容に意味がない
- いくらでも湧いてくる
インプレゾンビは人が運用しているわけではないです。
多くがbotと言われています。
つまり、プログラムで動いているということです。
とにかくインプレッション数やお金を稼げればいいので、ポスト内容はどうでもいいんですよね。
そこから、頭が空っぽでとにかく襲ってくるだけ、というゾンビのイメージとぴったり、ということじゃないでしょうか。
また、人が運用しているのではなく、プログラムが運用しているので、とにかく無限に湧いてきます。
ブロックしても通報しても、次々と同じようなアカウントが生まれます。
ボコボコと無限に湧いてくるゾンビと通ずるところがありますね。
ということで「ゾンビ」という名称が使われているのだと思われます。
月収はどれくらいなのか
インプレゾンビやリプライゾンビはお金を稼ぐためのアカウントです。
ではその月収はどれくらいなのか、調査してみました。
が、正確なところは分かりませんでした。
そもそもX側が計算方法を発表していません。
2023年7月~8月にクリエイター広告レベニューシェアが一般向けに拡大されました。
その頃に、日本の人気アカウントが90~800ドルの収入だったようです。
また、ひろゆきさんのアカウントが1か月15万円ほどのようです。
1000ドル弱くらいですかね。
そのあたりから推測すると、インプレゾンビの1アカウントで1か月1万円ほどになるそうですよ。
botで数を増やせば、大きな収入になりそうですね。
また、話によるとパキスタンのアカウントが多いとのこと。
パキスタンは年収が6万円!
もし1アカウントで月収1万円なら、年収が12万円!
日本で言うなら900万円くらいになる、ということです。
それなら普通に働くよりも、Xを1アカウント、手動でもインプレゾンビをするほうがいいですよね。
簡単な対策はあるか
インプレゾンビ・リプライゾンビは面倒くさい。
なんとか、簡単に対策できたらいいなぁ、と思って調べてみました。
そうすると出てきましたね。
そういう方法を研究されている方がいます!
その対策ポストがこちらです。
『インプレゾンビを一発で消す方法』見つけた。
1、「lang:ja near:東京 within:950km」をつけて検索
2、海外インプレゾンビがすべて消える。
3、トレンド入りの理由がすぐわかる。鹿児島〜北海道が約1900kmだから半分の950km。#拡散希望 pic.twitter.com/pPlrlCF7Rb
— ず。 (@ayuzu_sub) April 15, 2024
うーん、すごい!検索するときに「lang:ja near:東京 within:950km」を付けて検索するだけです。
この検索ワードの意味はこうなっています。
- lang:ja 言語を日本語のみにする
- near:東京 within:950km 東京を中心に半径950kmのアカウントに絞る
こういうことです。
Xのプロフィールで位置を登録しているアカウントが選ばれます。
一方、プロフィールで位置を設定していないアカウントは漏れます。
それでも、これだけで多くのゾンビアカウントを排除できるのがありがたいですね!
一度検索しておくと、その後は検索に残すこともできます。
ちょくちょくこの検索ワードを付けて、検索しておくと安心です。
また、辞書ツールなどに登録しておくのもいいですね!
特にトレンドに挙がったことや、過去にトレンド入りしていたことがらを検索するときには、めちゃくちゃ有効だと思います!
X側での対策は期待できない
こういう迷惑行為はX側でどんどん対応してほしいです。
ユーザー側で対策できることって、かなり少ないですからね。
ですが、X側での対策もあまり期待できません。
その理由は2つです。
1つ目は「いたちごっこになる」からです。
どれだけ対策を取ろうとも、そこをすり抜けてくる迷惑アカウントは必ず発生します。
また、対策しすぎると一般ユーザーの使い勝手がめちゃくちゃ悪くなるケースも多いです。
なので、加減が非常に難しいということになります。
2つ目は「広告収入がほしい」からです。
ゾンビアカウントに支払いしているということは、Xにも広告収入が入っているということです。
Xも企業ですから、収入がないと運営していけません。
だからこそ、ゾンビアカウントはXにとって、迷惑であり大切な存在なんですね。
なので、X側での強い対策は期待できないです。
ユーザー側でなんとか対策していくしかありません。
イライラしすぎずにいきましょう
ゾンビアカウントは本当に迷惑です。
うっとうしいです。
でも、そこにイライラしてしまうのは、めちゃくちゃ損ですね。
なので、なんとかイライラしすぎずにいきましょう。
ゾンビアカウントにいらいらしないために、Xをやめてしまうというのも一つの手段です。
今、パソコンやスマホでSNSにアクセスしすぎているという状況だと思うんですね。
ひとつでもSNSをやめることができれば、スマホやパソコンから離れる時間も増えます。
その分、有意義な時間が過ごせると思うんですよね。
軽い感じでいきましょ♪