女流王座戦の日程などについてご紹介します。
女流王座戦は女流棋士の8大タイトルの一つです。
タイトルを巡って激戦が展開されていきますね!
2023年のスケジュール・場所
2023年の女流王座戦の日程と会場をご紹介します。
- 10月25日(水) ホテル椿山荘東京
- 11月10日(金) 懐石料理 東洋館
- 12月5日(火) 天童ホテル
- 12月11日(月) 東京・将棋会館
- 12月19日(火) 東京・将棋会館
全部で5局の五番勝負。先に3勝したほうが女流王座の称号を手にします。
例年このスケジュールで開催されています。
また、会場のホテル椿山荘東京や天童ホテルは棋士のタイトル戦でもよく会場になりますね。
将棋に理解が深いのですね!
第4局の結果
第4局は里見香奈さんが勝利!
これで、女流王座を防衛です!
そして、四冠をキープですねぇ!
142手で勝ち抜いて、三連覇。
通算では7期の獲得となっています。
第3局の結果
第3局は加藤桃子さんが88手で勝利!
里見香奈さんのストレートでの防衛を阻止しました。
次局、里見香奈さんが防衛を決めるか!
加藤桃子さんがタイに持ち込むか!
12月11日に東京で決戦です!
第2局の結果
第2局は後手の里見香奈女流王座が142手で勝利!
2連勝で防衛に王手をかけました。
後手番は不利と言われていますが、ここで勝利したことで、かなり防衛の確率が高まったと思います。
2022年は苦労したタイトル戦ですが、もしかすると2023年はストレートで防衛するかも。
ただ、第3局は12月5日と非常に期間が開きます。
その間に加藤桃子さんがどこまで研究を進めるか。
ここが勝負ですね。
第1局の結果
第1局は先手の里見香奈女流王座が131手で勝利しました。
三連覇に向かって視界良し、といったところでしょうか。
ただ、挑戦者の加藤桃子さんは女流王座を4期も獲得している実力者です。
2022年も挑戦して2勝を挙げています。
第2局は先手番になりますから、どう巻き返してくるのか。注目です!
挑戦者は加藤桃子
挑戦者は加藤桃子さんに決まりました。
9月5日に本戦の決勝戦で西山朋佳さんを撃破。
タイトル挑戦を決めました。
西山朋佳さんは2023年11月現在、女流四冠を手にしている超実力者です。
決勝戦で勝利をつかんだことで、やはり加藤桃子さんも非常に強い、という印象を与えたのではないかと思います!
挑戦者決定の流れ(予選の形式など)
女流王座に挑戦するためには非常に多くの関門があります!
一次予選から勝ち抜くのは本当に大変ですよ。
一次予選
エントリーした女流棋士や奨励会員、そしてアマチュア予選を勝ち抜いたアマチュアで行われます。
3人~4人のトーナメントを勝ち抜けば、二次予選に進むことができます。
二次予選
一次予選を勝ち抜いた女流棋士と、前年のベスト8進出者で一番勝負が行われます。
この一番勝負に勝てば本戦トーナメントに進出できます。
シード権があると一次予選をパスできるので楽ですね。
前年のベスト8には入ったけど、そこで負けた棋士がシード権を得ます。
ただし、タイトルホルダーの場合は本戦シードになるので、シード権は4人以下ということになります。
2024年の二次予選のシード権はこの4人になりそうです。
- 伊藤沙恵
- 矢内理絵子
- 野原未蘭
- 堀彩乃
本戦
二次予選を勝ち抜いた女流棋士とシード権保有者でトーナメント戦が行われます。
シード権保有者は前年のベスト4とタイトルホルダーです。
合計16人のトーナメントなので、4勝すれば挑戦権を得ることができます。
2024年大会のシード権は、今のところこの4人がそのままですね。
- 西山朋佳
- 上田初美
- 渡部愛
- 加藤桃子
加藤桃子さんが女流王座を奪取すれば、里見香奈さんがタイトルホルダー枠でシードされることになります。
持ち時間
女流王座戦の予選からタイトル戦までの持ち時間をご紹介します。
- 一次予選 40分(チェスクロック方式)
- 二次予選 3時間(チェスクロック方式)
- 本戦 3時間(チェスクロック方式)
- タイトル戦 3時間(ストップウォッチ方式)
持ち時間が切れたら、1手1分未満の「1分将棋」になります。
一次予選なんかはチェスクロック方式で持ち時間が40分ですからね。
超高速決着となること間違いなしです。
チェスクロック方式とストップウォッチ方式の違いはこちらの記事にまとめました。
↓ ↓ ↓
将棋の持ち時間とは|ルールや食事・トイレ、チェスクロック・ストップウォッチ方式の違い
ぜひご覧ください。
持ち時間の違いが分かるだけで、将棋の見方が変わってきますよ!
クイーン王座の里見香奈は3連覇できるか
里見香奈さんは唯一のクイーン王座です。
女流王座戦を5期獲得すれば、クイーン王座という称号を手にできるんですね。
2022年も勝って、通算6期獲得しています。
一方挑戦者の加藤桃子さんは女流王座を4期獲得しています。
2023年の女流王座戦に勝てば、史上2人目のクイーン王座誕生ということになります!
3連覇を目指す里見香奈さんと、クイーン王座を目指す加藤桃子さん。
熱い戦いが繰り広げられます!