女流名人戦は2026年で52期となる、女流棋戦でもっとも歴史が深いタイトルです。
タイトルの重みもひとしおですね。
そんな女流名人戦についてご紹介していきます!
女流名人戦の2026年スケジュールと会場
2026年の女流名人戦の日程や場所は2025年5月現在、未発表です。
例年1月スタートなので、2026年もおそらく間違いないとは思います。
2025年は福間香奈さんが妊娠・出産のため、3月~4月の開催でした。
ですが、2026年はまた1月に戻るのではないでしょうか。
2024年までの3年間のスケジュールと会場はこうなっていました。
2024年
- 第1局 1月14日 岡田美術館
- 第2局 1月21日 出雲文化伝承館
- 第3局 2月4日 関根名人記念館
- 第4局 2月25日 宮島弥山大本山 大聖院
- 第5局 3月8日 東京・将棋会館
2023年
- 第1局 1月15日 岡田美術館 開化亭
- 第2局 1月22日 出雲文化伝承館 松籟亭
- 第3局 2月5日 関根名人記念館
- 第4局 2月24日 東京・将棋会館
- 第5局 3月10日 東京・将棋会館
2022年
- 第1局 1月16日 岡田美術館 開化亭
- 第2局 1月23日 出雲文化伝承館 松籟亭
- 第3局 2月6日 関根名人記念館
- 第4局 2月24日 関西将棋会館
- 第5局 3月7日 東京・将棋会館
2026年は第1局が1月18日(日)になりそうな気がします!
持ち時間
女流名人戦の持ち時間をご紹介します。
- 予選 2時間
- リーグ戦 2時間
- タイトル戦 3時間
※すべてストップウォッチ方式
最近は予選をチェスクロック方式で行うタイトル戦も増えてきました。
しかし、一番の歴史を持つ女流名人戦はストップウォッチ方式を採用しています。
ストップウォッチ方式は考える時間がチェスクロック方式よりも長いので、ミスが減る傾向にあります。
なので、実力通りに決まりやすいと考えます。
ストップウォッチ方式は女流名人戦にふさわしいと思いますね。
チェスクロック方式とストップウォッチ方式の違いはこちらの記事にまとめています。
↓ ↓ ↓
将棋の持ち時間とは|ルールや食事・トイレ、チェスクロック・ストップウォッチ方式の違い

ぜひご覧ください。
持ち時間の違いが分かるだけで、将棋の見方が変わってきますよ!
リーグ戦の状況
2025年6月現在、リーグ戦のまっただ中です!
リーグ戦に進出している10人の女流棋士はこちら。
- 西山朋佳
- 内山あや
- 石本さくら
- 渡部愛
- 今井絢
- 大島綾華
- 中井広恵
- 伊藤沙恵
- 野原未蘭
- 宮沢紗希
この10人!
タイトルを取り戻したい西山朋佳さん。
3戦3勝でトップを走る伊藤沙恵さん。
さて、福間香奈さんに挑戦するのは誰になるのか。
注目です!
挑戦者の決定方法
女流名人のタイトル戦に出場するには非常に遠い道のりです。
予選
まずは予選。予選では4組に分かれて、負けたら終わりのトーナメント戦が開催されます。
ここを勝ち抜いた4人がリーグ戦に進出します。
リーグ戦
前期に残留した6人と、予選を勝ち抜いた4人の合計10人で総当たりのリーグ戦が行われます。
上位1名に挑戦権が与えられます。
また下位4人はリーグ戦陥落ということで、翌年は予選からの参加となります。
前年の上位6人には1位から6位の「順位」と呼ばれるポジションが与えられます。
予選勝ち抜きの4人は全員7位となります。
もし、勝敗が同点だった場合、順位が下の女流棋士が下位にランキングされます。
もし4勝4敗で6位または7位になるとすると、順位が上なら残留、下なら陥落ということになります。
福間香奈の3連覇か、それとも?
2025年は福間香奈さんが防衛。
2連覇を果たしました。
久しぶりにタイトルホルダーが防衛をしましたね。
さて、2026年はどうなるのか。
そろそろ福間香奈さんと西山朋佳さんのタイトル寡占状態に風穴を開ける女流棋士が出てくるでしょうか。