キャンディ塗装を缶スプレーで実践!やり方とポイントをご紹介!
缶スプレーでガンプラのキャンディ塗装をしてみました!
初めてすることだったのでかなり難しかったり迷ったり失敗したところもありますが、なんとか無事に完成させることができました。
今回の経験で得たキャンディ塗装のやり方・方法や改善点・失敗した部分などを順番にご紹介していきます。
キャンディ塗装するときにぜひ参考にしてみてください!
スプレー缶キャンディ塗装の準備物
準備物はずばり缶スプレーです!今回はGSIクレオスの缶スプレーを準備しました。
- S2 光沢 ブラック(黒)
- S90 メタリック シャインシルバー
- S50 光沢 クリアーブルー
- B501 トップコート(水性スプレー) 光沢
今回はSDガンダムクロスシルエット ナイチンゲールを塗装しました。最終的にかかったスプレー缶の量はこんな感じです。
- ブラック 1本
- シャインシルバー 1.5本
- クリアブルー 1.5本
- 水性トップコート光沢 1本
かなりふんだんに使いましたし、かなり消費が激しいです。スプレー缶塗装の欠点ですよね。
途中でスプレーが切れてしまうと、作業がストップします。作業がストップすると、塗りムラなどにもつながっていきます。
スプレー缶は多めに準備しておくことをおすすめします。
キャンディ塗装の下地は黒で!
キャンディ塗装する部分を、まず黒で塗ります。黒の缶スプレーで全体的にしっかり塗装していきましょう。
なぜまずは黒で下地を作るかというと、上に乗せるシルバーをしっかり発色させるためです。
多くのシルバーは隠蔽力がとても低いんです。そのままシルバーを塗っても下地の他の色が透けたり、きれいに発色しなかったりという弱点があります。
なのでまずは黒で下地を作ってあげるわけです。
今回は光沢のある黒を使いました。黒にもつや消しがありますし、黒サーフェイサーもあります。下地を白で作る人もいます。
つや消しブラックの場合は、キャンディ塗装の最後の光沢感が少なくなります。白の場合はよりあっさりした色で仕上がります。
基本的には光沢黒だと思いますが、他の下地も使ってみるのもおもしろいと思います!
下地の黒を塗装するときに、大きな失敗がありました。
もともとこのキットは成形色のまま水性トップコートをして、完成させたものでした。水性トップコートの上からラッカー塗料を塗ったため、水性トップコートが溶けてしまいました。
「これが下地を溶かすということか!」と実感しました。
完全に乾いた後に、薄く黒を乗せることでなんとか事なきを得ましたが、各塗料の関係はしっかり理解して、下地や上塗りを考えていかないといけない、ということを痛感しました。
黒の上にシルバーを塗装
下地の黒を塗った後、シャインシルバーを塗装しました。このシルバーの層がキャンディ塗装のキラキラ感を決めるので、とても大事な工程です。
しっかりとムラのないように塗装していきましょう!
ここでもトラブルがありました。おそらく下地の黒が完全に乾いてなかったのでしょう。銀を塗ったとき、塗装面がひび割れるような感じになってしまいました。
エアブラシで薄く薄く塗装できる場合は乾燥も早いです。ですが、スプレー缶塗装の場合は、塗装面がどうしてもエアブラシよりも分厚くなってしまいます。
なので乾燥も時間がかかります。丸1日の乾燥では足りませんでした。
その後、3日~4日置いてシルバーを再度塗装をしました。しっかり乾燥させておけば塗装面にヒビができるようなこともなく、きれいに仕上げることができました。
後で調べてみたのですがラッカー塗料(スプレー缶)の上にラッカー塗料を塗る場合でも、下地を溶かす可能性があるということでした。
だからこそ塗料をしっかり乾かすことは大切です。あせらない、あせらない。
最終的に三重にシルバーを塗りました
シルバーの上に好みのクリアカラーを塗装
シルバーが完全に乾燥したら好みのクリアカラーを塗装します。今回はクリアブルーを使いました。
この工程で最後の色味が決まります。できるだけ濃淡のないように、パーツごとの色の違いが出ないように注意していきましょう。
最初にクリアカラーを塗装したパーツを基準として、その他のパーツを塗装していくと良いようです。
ですが私は、そこまで気にせずクリアブルーを塗装していきました。
2周目のクリアブルーの塗装が終わった後に全体を見比べて、塗りムラや色が薄い部分を重点的に3回目の塗装をしました。
最後にトップコート光沢で仕上げ!
いよいよ最後にトップコート光沢で仕上げます!
もちろんクリアブルーが完全に乾いたことを確認して塗装しましょう。数日は放置しておく方が良いと思います。
トップコート光沢は、ある程度ぶ厚く塗らないと光沢が出ません。なので、塗料がたまったり流れたりしない程度に、厚めに塗装していきましょう。
まず1回目に薄くトップコートを乗せます。
その後、2回目に少し多めに重ね塗りしていきましょう。大胆に、でも繊細に行っていかないといけません。
案の定、私は2か所失敗しました。。。少し吹きすぎて、トップコートがたまり、その部分が白くなってしまいました。
2000番の紙やすりで削ってみましたが、ついクリアブルーの層まで削ってしまい、シルバーの層に到達してしまいました。。。
トップコートは水性なので、もう一度をクリアブルーを吹くわけにもいかず、ガンダムマーカーのメタブルーを少し塗ってなんとなくリカバーしてみました。
トップコートがたまって白くならない程度に厚めに吹くというのはなかなか難しいです。
しかし、徐々に慣れていけたので、いい感じに塗れたとも感じています。
キャンディ塗装のSDCSナイチンゲールご紹介!
初めてキャンディ塗装にチャレンジしたSDガンダムクロスシルエットナイチンゲール。画像を7枚ほどご紹介します!
ちなみに付属しているSDフレームではなくて、別売りのクロスフレームを組み込んでいます。
こう見てみると、初めてにしてはなかなか良いデキになったのではないかと思います♪
背面のプロペラントタンクは肉抜き穴を埋めました。そのときの処理内容はこちらで見てみてください。
→ガンプラ肉抜き穴の埋め方。エポキシパテでSDCSナイチンゲールのタンクがきれいに♪
また各パーツの裏側も塗装しました。
キャンディ塗装をする前に、パーツの裏側を塗装しておきます。
せっかく外側のキャンディ塗装が綺麗にできたのに、裏側を塗っているときに汚すなどのトラブルがあってはもったいない!なので裏面は先に塗っておきましょう。
バーニア類はガンダムマーカーゴールドで塗装をしました。
何色かに塗り分けようかとも思ったのですが、ガンダムマーカーゴールドの発色があまりにもいいので全体的にゴールドにして、派手目にしてみました。
これも意外にいい感じです♪
スプレー缶でのガンプラキャンディ塗装の感想
キャンディ塗装はかなり時間がかかりました。
屋内に塗装ブースがないのでどうしても屋外(ベランダ)での作業となります。天気が良くて風がなく、家族がいないタイミング(シンナーの匂いを嫌がるので)。
しかも、しっかり乾燥させないと下地が溶けたりするものですから、なお時間がかかりました。
塗装ブースがない場合は、あせらないためにも別キットと並行するのがいいですね。
キャンディ塗装しかすることがないと、早く塗装したいのでついあせってしまうかも。
あせると乾ききらないうちに次の色を塗装してしまって、ダメにしてしまうという可能性も高くなります。
他のキットと並行して作業を進めていれば、天気が良くない日には他のキット触ることで変にあせらずにすみます。
ということでキャンディ塗装。初めてでも十分いい感じにできあがりました♪
欲をいえば、さらにコンパウンドで磨くとか、他の部分も塗装するとかというところはありますが。
とりあえず今回はこれで完成!ということにします。
意外となんとかなるので、もしキャンディ塗装にチャレンジしたことはないならぜひ一度をチャレンジしてみてください!
完成したらけっこう感動しますよ!