まんばのけんちゃん、というと香川県の伝統料理のひとつ。そんなまんばのけんちゃんのレシピをご紹介します。
ちなみにけんちゃんといっても「ケンちゃん」という人が作った・開発したわけではないので、ご注意!
まんばのけんちゃんを作ってみよう!
ではさっそくご紹介していきますね。意外と下準備に時間がかかりますから、ご注意を。
準備物
- まんば・・・3枚
- 油揚げ・・・3分の1
- だし汁・・・100CC(水+だしの素小さじ3分の1でも可)
- みりん・・・大さじ1
- 出汁じょうゆ・・・大さじ2
- 木綿豆腐・・・4分の1
※下の作り方はさらに量を増やして一気に作っています。量がかなり多いですので、ご了承ください。
下準備(まんばのアク抜き)
まんばを洗って、さっと茹でます。茹でたまんばを水に浸けます。数時間~半日は浸けておかないとアクが抜けませんから注意です。
※まんばはとてもアクが強い食べ物です。アク抜きしないと、とてもじゃないけど食べられません!
調理手順
まんば、油揚げを食べやすいサイズに切ります。今回はがんもどきも追加してみました。おいしくないはずがない、鉄板のカスタムです(笑)
まず、まんばをごま油で炒めます。一度ゆでて、火が通っています。なので、ほんの少し焦げ目が付くくらいでOKです。
次に油揚げ・だし汁・みりん・だしじょうゆを入れて煮ます。煮汁が半分くらいになるまで煮詰めていきます。
煮汁が半分くらいになったら、豆腐を手でちぎりながら入れていきます。
手でちぎったほうが断面がザラザラになって、出汁がからみやすいです。なので、ぜひ手でちぎって入れてください。
豆腐に火が通れば完成です。
そのまま食べてもOKですが。。。しばらく寝かせて味が染み込んだあとの方が断然おいしいです!
下準備さえ終われば、あとはちょっと炒めて煮るだけの簡単なレシピです。ぜひお試しください!
って香川県以外でもまんばって売ってるんでしょうか?それが謎です。
まんばのけんちゃん、名前の由来は?
まんばのけんちゃんって不思議な料理名ですよね。小学生の頃は「ケンちゃん、ケンちゃん」って言っていました(笑)
そもそも「まんば」は漢字で書くと「万葉」という説があります。いくら収穫してもどんどん葉っぱが生えてきて、たくさん収穫できる。そんな作物だからこそ「万葉」という名前になったそうです。
そして、「けんちゃん」とは「けんちん煮」がなまっていったという説があります。
けんちんって地域によっていろいろみたいです。炒めもののことを言う地域もあれば、精進料理のことを言う地域もあるみたいです。
それはともかく、けんちん煮がなまって「けんちゃん」になったそうです。調べてみて、ようやく小学生の頃の疑問が解決しました!