バレーボールのルールって意外と分からないという声を聞きます。
そこで、バレーボール歴35年以上の私がご紹介していきます。
今回はテレビでもよく放送される「6人制」について解説していきますね。
バレーボールのルール早見表
まずは、これだけ押さえておけば中継がぐっと分かりやすくなる、という基本を早見表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 人数 | 1チーム6人(前衛3人・後衛3人) |
| コート | 縦18m×横9m |
| ネットの高さ | 男子2.43m/女子2.24m |
| アタックライン | ネットから3m(3mライン) |
| 返球 | 3回以内で相手コートへ返す(ブロックのタッチは回数に数えない) |
| 得点 | 1セット25点先取/24-24からデュース(2点差がつくまで) |
| セット | 5セットマッチ・3セット先取/最終セットは15点先取 |
細かい数字まで覚える必要はありませんが、この表が頭の片隅にあるだけで「今どういう状況?」がだいぶ分かりやすくなりますよ。
私も観戦するときは、まずコートの広さとネットの高さを思い浮かべると、選手のすごさがより伝わってきます。
バレーボールの超簡単なルール
バレーボールのルールを超簡単に解説するとこうなります。
- 3回以内で相手コートに返す
- 相手コートの中に落ちれば得点が入る
- 相手コートの外に落ちれば相手に得点が入る
- 相手が触った後、相手コートの外に落ちれば、得点がもらえる
- 1人が2回連続で触ってはいけない
こんな感じです。
「これくらいは分かっているよ!」という声も聞こえてきそうですが(笑)
超簡単に解説するとこんな感じになります。
ではこの後、少しくわしく解説していきます。
バレーボールの主な反則

バレーボールの主な反則をご紹介していきます。
まずは反則の名前と内容を一覧表にまとめました。
反則の一覧表(名前・用語まとめ)
| 反則名 | 内容 | 起きやすい場面 |
|---|---|---|
| タッチネット | ネットに触れてしまう | スパイクやブロックの空中動作 |
| オーバータイムス(フォアヒット) | 自コートで4回以上ボールに触れる | レシーブが乱れて拾い合ったとき |
| オーバーネット | 相手コート上のボールに触れる | ネット際の攻防・ブロック |
| ドリブル(ダブルコンタクト) | 1人が続けて2回触れる | オーバーパスやレシーブの処理 |
| ポジショナルフォールト | サーブ時のローテーション位置を間違える | サーブが打たれる瞬間の立ち位置 |
| パッシング・ザ・センターライン(フットフォールト) | センターラインを完全に踏み越える | ネット下での攻防 |
| エンドライン踏み越し | サーブで踏み切る足がラインにかかる | サーブの助走・踏み切り |
| アタックラインフォルト | 後衛がアタックラインを踏み越えて打つ | バックアタックの踏み切り |
この表の反則は、テレビ中継でも「あっ、今の笛はこれか」と分かるものばかりです。
ここからは、それぞれをもう少しくわしく解説していきますね。
タッチネット
ネットに触ることです。
主にスパイクやブロックの際に起きることが多いです。
オーバータイムス/フォアヒット
自コート内で4回以上ボールにタッチすることです。
ただし、ブロックによるタッチは0カウントとなるので、ブロックに当たったあと、3回以内で返球すればOKです。
オーバーネット
相手コートにあるボールを触ることです。
ただし、自コートに向かってきているボールを相手コートの上空で触るのはOK。
なので、ブロックのときにはボールにかぶせるように、ネットを超えて敵陣にまで手を伸ばします。
ドリブル/ダブルコンタクト
1人が連続して2回ボールに触ることです。
ただし、ブロックのタッチは0カウントなので、ブロックのあとは自分で触ってもOKです。
また、オーバーハンドパス(オーバーパス)のときにボールがすごい回転をしてしまうと、この反則となることもあります。
ポジショナルフォールト
ローテーションを間違うことです。
国際大会でもたまーに見かけることがあります。
あまりに基本的なことなので、がっかり感がすごく、みんなが唖然とします(笑)
※ここで新しい動きを一つ。国際バレーボール連盟(FIVB)の2025〜2028年ルールでは、サーブ側のポジショナルフォールトが廃止されました。
サーブの瞬間、サーバー以外の選手はコート内ならどこにいてもOKに(レシーブ側は従来どおり)。
ただしこれは国際基準の話で、国内大会や年代別での適用は大会規定によります。
国際大会を見るときの新しい着目点ですね。
パッシング・ザ・センターライン
ネットの下に書かれたセンターラインを超えて相手コートに入ることです。
ただし、少しでもシューズがラインに引っかかっていれば反則とはなりません。
完全に踏み越えると反則となります。
また、ネットの両サイドに設置されたアンテナの外であれば相手コートに入ってもOK。
なので、コートの外で相手コートまでボールを取りに行く様子がテレビでも見られます。
サーブ時のエンドライン踏み越し
サーブを打つときにラインを踏む、または踏み越えることです。
ラインに少しでも足がかかれば反則となります。
ただし、エンドラインより外で踏み切るのは問題ないので、上空でエンドラインを超えるジャンプサーブもOKです。
バックアタック時のアタックラインフォルト
後衛選手がスパイクを打つバックアタックのときに、ネットから3m地点にあるアタックラインを踏み越してはいけません。
少しでも足がかかれば反則です。
これはコート外でも同じで、コート外からバックアタックを打つ場合も、アタックラインの延長線を超えると反則となります。
バレーボールのサーブに関するルール

ではサーブに関してまた少しだけ掘り下げてルールをご紹介します。
- 笛が鳴ってから8秒以内に打たなければいけない
- エンドラインを踏んだり踏み越してはいけない
- エンドラインのある9mの範囲から打たなければならない
- 1回トスを上げたらやり直しはできない
- ネットに当たって入ってもOK(ネットイン)
サーブについてのルールはこのあたりでしょうか。
昔はエンドライン全部ではなく3mの範囲が決められていました。
それが9mに拡大されたという経緯があります。
これは良かったと思いますね。
3mに制限している意味はあまりなかったですから。
また、サーブを打った後なら、コート内で自由に場所を動くことができます。
なので、セッターが後衛にいるときなどは、相手のサーブを待って、ネット際までダッシュ!そしてトスを上げる、という光景がよく見られます。
バレーボールのリベロに関するルール

リベロに関してのルールを説明していきます。
リベロ制が導入されてかなりの時間が経ちますが、特殊なポジションであるがゆえにちょっとルールも複雑です。
まずは「できること」と「できないこと」を表で整理してみましょう。
| リベロができること | リベロができないこと |
|---|---|
| 後衛の選手なら誰とでも交代できる | サーブは打てない |
| 交代の回数に制限はない(何度でもOK) | ブロック・ブロックの試みはできない |
| レシーブなど守備は自由にできる | ネットより高い位置でのスパイク(攻撃)はできない |
| アンダーハンドパスでのトスは自由にできる | アタックラインより前からのオーバーハンドパスでトスした球を、味方がネット上端より高い位置で打つのはNG |
リベロは守備専門のポジションです。
なので、後衛でしか参加できません。
ですが、後衛なら誰とでも代われるし、いつでも代われます。
攻撃とみなされるプレイはできないので、サーブはNG。
また、リベロがアタックラインよりも前でオーバーハンドパスを使ってトスを上げたとき、アタッカーはネットより高い位置で打ってはいけません。
強い攻撃になりますからね。
ですが、後衛からならオーバーハンドパスでのトスもOK。
なので、アタックラインよりも後ろで踏み切ってジャンプトスを上げるという光景が、特に男子チームではよく見られます。
逆に女子チームではアンダーハンドパスでトスを上げるケースが多いですね。
コート上に立てるリベロは1人だけで、別のユニホームを着ています。
すごく分かりやすいですね。
登録は大会規定によりますが、12人のメンバーのうち最大2人までリベロを登録でき、その2人を試合ごとに使い分けることができます。
バレーボールのローテーションに関するルール

ローテーションに関するルールを少し詳しく見ていきましょう!
- サーブ権を取るごとに1つ回る
- 後衛のプレイヤーがアタックラインよりも前でアタックやブロックをするのはNG
- サーブを打った後は、自由に場所を移動できる
サーブ権を取るごとに1つずつ時計回りにポジションが回っていきます。
逆にサーブ権が移らない間はずっと同じポジションで戦うことになります。
サーブが打たれたあとは、自由に場所を交代できます。
なので、サイドから攻撃するのが得意なプレイヤーはサイドへ。
ブロックが得意なプレイヤーは真ん中へ移動します。
また、セッターが後衛のときにはサーブを打つと同時にネット際へ走ります。
そして、トスを上げるという光景はよく見られますね。
アタックラインとは?コートのライン解説
「アタックライン」という言葉はよく聞くけれど、どの線のこと?という方も多いと思います。
アタックラインとは、ネットから3mのところに引かれた線のことです。
この線を境に、コートは前衛が使う「フロントゾーン」と後衛が使う「バックゾーン」に分かれます。
後衛の選手は、このアタックラインを踏み越えてスパイク(バックアタック)を打つと反則になります。
逆に、アタックラインより後ろで踏み切ればバックアタックはOK。
コート上のおもな線を図にまとめると、こんな位置関係になります。

コート全体は縦18m×横9m。
ネットの真下にあるのがセンターラインで、コートのいちばん外側の短い辺がエンドラインです。
サーブはこのエンドラインより後ろ、横9mのサービスエリアから打ちます。
この線の位置関係が分かると、「サーブでラインを踏んだ?」「今のバックアタックはセーフ?」といった判定がぐっと見やすくなりますよ。
バレーボールの足に関するルール

バレーボールは足で触ってもいいのか?という疑問があります。
今は足で触っても「OK」です。
実はルール改正が重ねられて全身OKになりました。
1990年くらいは実は腰から上で触らないといけない、というルールでした。
足に当たると、笛が鳴って、腰から下で受けたよね?というジェスチャーとともに、相手にサーブ権が移ったり得点になったりしました。
それが、膝上までOKとなり、1995年に全身OKというルールになりました。
なので今では、とても手で届きそうもないボールを足で取りに行ったり、スパイクやブロックが偶然足に当たって上がったり、というシーンも見かけるようになりました。
ルール的に言えばセパタクローのようにオーバーヘッドシュートでスパイクを打ってもOKなんですね。
ただし、サーブは足が禁止です。
禁止しなくても誰もしないですけど、禁止のようです。
あと、練習中に足でボールを集めたりすると怒られます(笑)
バレーボールの点数に関するルール

バレーボールの点数は25点先取です。
ですが、24対24になった時点でデュースとなり、2点差がつくまで延々と試合が続きます。
たまに30点を超えてもまだ終わらない試合なんかもありますよ!
また、国際試合では5セットマッチで3セット先取となります。
最終セットは15点先取。
こちらもデュース制なので、14対14になったら2点差がつくまで延々と続きます。
今ではサーブ権に関係なく決めた方のポイントとなる、ラリーポイント制が採用されています。
1998年まではサーブ権を持っていなければ得点にならないサイドアウト制でした。
そして、全セット15点マッチ(デュースあり)でした。
サーブ権を取られても、次の攻撃で取り返せばいいわけです。
大差があっても大逆転ができる可能性があったので、特に日本にはいいルールでしたね。
粘って粘って少しずつ差を縮めて逆転した試合はものすごく沸きました。
ですが、サイドアウト制って永遠とも思われるほど続くことがあります。
得点が入らないので決着が付きません。
一説にはサイドアウト制は時間の計算が立たないのでテレビの枠が取りにくく、ラリーポイント制に変わったという噂も。
1999年からはサーブ権に関係なく得点が入る、ラリーポイント制になりました。
バレーボールのルールは中学校・高校・大学・一般で違う?

バレーボールのルールは中学校や高校、大学や全日本やVリーグなどで違うのでしょうか?
基本的には「違いはない」です。
ネットに触ればネットタッチだし、中学生だからといってアタックラインを超えてのバックアタックはダメです!
違いはセット数くらいですね。
中学校や高校では基本的に3セットマッチです。
2セットを取ったほうが勝ちです。
そして、最終セットも25点です。
高校では春高バレーなどごく一部の大会の準決勝・決勝などで5セットマッチとなります。
基本的なルールを知れば、バレーボール中継もより楽しめます♪

基本的なルールを知っていけば、テレビのバレーボール中継ももっと楽しむことができます。
意味がわからない得点が減ると、それだけのめり込めるようになりますからね。
少しずつでもルールを理解して、バレーボールを楽しんでくださいね♪

