倉敷藤花戦は2025年で33回目の開催となります。
歴史が深い女流棋士タイトルですね。
第32期は福間香奈さんが11連覇。
通算15回目のタイトルを手にしました。
2025年はどうなりますか!
スケジュールと会場
倉敷藤花戦の2025年の日程は、2025年5月現在、発表されていません。
例年11月に開催しているので、2025年も同じようになると思います。
ここ3年間のスケジュールと会場をご紹介します。
2024年~2025年
- 第1局 2月19日 関西将棋会館
- 第2局 3月25日 倉敷市芸文館
- 第3局 3月26日 倉敷市芸文館
2023年
- 第1局 11月7日(火)倉敷由加温泉ホテル山桃花
- 第2局 11月18日(土)倉敷市芸文館
- 第3局 11月19日(日)倉敷市芸文館
2022年
- 第1局 11月2日(水)関西将棋会館
- 第2局 11月26日(土)倉敷市芸文館
- 第3局 11月27日(日)倉敷市芸文館
2024年~2025年は福間香奈さんの妊娠・出産により、イレギュラーな日程となりました。
2025年は戻るんじゃないでしょうか。
挑戦者決定システム
挑戦者決定の方法をご紹介します。
挑戦者決定はトーナメントで開催されます。
前年のベスト4の女流棋士は一応シードのような扱いになります。
準決勝までは前年のベスト4同士で対戦しない配置にされます。
とはいえ、1回戦免除とかの特典はありません。
なので、シード権とは言えない感じですね。
去年の倉敷藤花戦の成績がどうであろうと、タイトルホルダーであろうと平等に予選を戦います。
前年の成績によって有利になるタイトル戦もいいですし、平等なタイトル戦もいい。
いろんな方式のタイトル戦があると楽しみが増えますね。
持ち時間
倉敷藤花戦の持ち時間をご紹介します。
- 予選トーナメント 2時間
- タイトル戦 2時間
※すべてチェスクロック方式
倉敷藤花戦は予選、タイトル戦ともに持ち時間が2時間です。
おまけにチェスクロック方式。
なので、かなりの高速決着となるタイトル戦です。
持ち時間を使い切った場合、どうなるのか記載がなく不明です。
ですが、おそらく1手1分未満で指す、通称「1分将棋」になると思われます。
予選もタイトル戦も持ち時間が同じというのも珍しいですね。
予選トーナメントでシード権がないこと、持ち時間が同じことなど、倉敷藤花戦はなかなか独特のタイトル戦となっていますね。
読み方や名前の由来
倉敷藤花戦はちょっと他のタイトル戦とは違う雰囲気のタイトル名をしていますよね。
まずは読み方です。
くらしきとうか
です。
藤の花と書いて「とうか」と読みます。
名前の由来をご紹介します。
まずなぜ倉敷なのか、というと、大山康晴さんが倉敷市出身だからです。
大棋士の功績をたたえて、倉敷の名前を冠しています。
そして、藤花は倉敷市の花が藤の花ということで、付けられました。
タイトルを決める際には、男性棋戦にない、女流棋戦オリジナルのタイトル名にしてほしいという要望が女流棋士会からあったようです。
そのため、一風変わったタイトル名になったみたいですね。
里見香奈の11連覇なるか!
第32期の倉敷藤花戦を勝った里見香奈さんは、なんと10連覇を果たしました!
通算でも15勝しているというおそろしく相性のいいタイトル戦です。
妊娠出産を乗り越えてのこの大記録。
本当にすごい!
これだけの相性の良さ。崩すのは実力だけではなく、運や流れも必要な気がします。
このまま里見香奈さんが破竹の勢いで連覇を伸ばしていくのか。
それとも運と流れを身に着けた挑戦者が連覇を阻むのか。
見ものです!