日本三大漁港とは?水揚げ量ランキングと第一種〜特定第三種漁港の違いを徹底解説

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「日本三大漁港とは?」と調べると、水揚げ量と水揚げ金額で1位の港が違うことに気づきます。

さらに3つ目の枠は年によって順位が入れ替わるため、「日本三大漁港」と一口に言っても年度ごとに違う港が当てはまるのが実情です。

 

この記事では最新の水揚げランキングをもとに日本三大漁港の候補を整理し、そもそも「漁港」がどう分類されているのか(第一種〜特定第三種漁港)まで徹底解説します。

 

日本三大漁港とは?水揚げ量と金額で違う1位

日本三大漁港は公式に定められたものではなく、水揚げ量・水揚げ金額の常連港を指して呼ばれる通称です。

代表的な候補は次の3港です。

 

  • 銚子港(千葉県)=水揚げ量で長年トップ常連
  • 焼津港(静岡県)=水揚げ金額で長年トップ常連
  • 釧路港(北海道)または境港(鳥取県)=3つ目の枠を争う有力候補

 

水揚げ量と水揚げ金額で1位の港が違う理由は、港ごとに中心となる魚種が異なるためです。

イワシなど比較的安価な魚を中心に水揚げする銚子港は「量は多いが金額は伸びにくい」一方、マグロ・カツオなど高単価の魚を扱う焼津港は「量は少なくても金額が高くなる」傾向があります。

 

①銚子港(千葉県)水揚げ量ランキングの王者

日本三大漁港 どこ 銚子港

銚子港は水揚げ量で日本一になることが最も多い港です。

2025年は22万トン以上を水揚げし、3年ぶりに全国1位に返り咲きました。

過去には2011年から2022年まで12年連続で水揚げ量日本一を記録した実績もあり、まさに日本三大漁港の代表格です。

 

サバ・イワシなど大衆魚の水揚げが多く、近海・沖合漁業の一大基地として房総半島の漁業を支えています。

 

②焼津港(静岡県)水揚げ金額ランキングの王者

日本三大漁港 どこ 焼津港

焼津港は水揚げ金額で全国1位になることが最も多い港です。

2025年も460億933万円を水揚げし、金額ベースで首位に返り咲きました。

 

カツオ・マグロの遠洋漁業基地として知られ、特にカツオの水揚げ量は日本トップクラスを誇ります。

高級魚種を中心に扱うため、水揚げ量自体は銚子港に及ばなくても、金額では常にトップクラスの実力を発揮しています。

 

③釧路港(北海道)・境港(鳥取県)3つ目の枠を争う候補

3つ目の枠は年度によって入れ替わりが多く、主に釧路港と境港が争っています。

釧路港(北海道)

日本三大漁港 どこ 釧路港

釧路港はサンマ・イワシ・スケトウダラなど北洋漁業の拠点で、2024年には水揚げ量で全国1位になった実績もあります。

2025年はイワシ漁の不振により2位(約13万トン)にとどまりましたが、依然として東日本を代表する大規模漁港です。

境港(鳥取県)

日本三大漁港 どこ 境港

境港はベニズワイガニ・サバ・アジなどの水揚げで知られ、2025年は水揚げ量で全国3位(約12.8万トン)にランクインしました。

水揚げ金額でも4位です!

 

山陰地方最大の漁港として、日本海側の漁業を支える重要な存在です。

 

日本の漁港ランキング【2025年最新版】

最新の水揚げ量・水揚げ金額のランキングを一覧で確認しましょう。

 

順位 水揚げ量ランキング 水揚げ金額ランキング
1位 銚子港(千葉)22万3,994トン 焼津港(静岡)469億円
2位 釧路港(北海道)13万0,577トン 博多港(福岡)463億円
3位 境港(鳥取)12万7,722トン 長崎港(長崎)335億円

 

「水揚げ量が多い=有名な漁港」というイメージがありますが、必ずしも金額が高いわけではない点が、日本の漁港事情の面白さでもあります。

 

そもそも「漁港」とは?第一種漁港とは何か

日本には2,768もの漁港があります(2026年4月1日現在)が、すべて利用範囲の広さによって5段階に分類されています。

種類 利用範囲 港数(全国)
第1種漁港 利用範囲が地元の漁業中心 2,031港
第2種漁港 第1種より広いが全国規模ではない 524港
第3種漁港 利用範囲が全国的 101港
第4種漁港 離島・辺地にあり避難・開発上必要 99港
特定第3種漁港 水産業振興上特に重要(政令指定) 13港

 

第一種漁港とは」を簡単に言えば、地元の漁業者が日常的に使う、最も身近な規模の漁港のことです。

全国の漁港の実に7割以上が、この第1種漁港に該当します。

 

一方、銚子港・焼津港のような全国的に有名な漁港は、最上位の「特定第3種漁港」に指定されており、国からの整備補助金も手厚くなっています。

 

特定第3種漁港・一覧(全13港)

日本三大漁港の候補はすべて、この最上位ランクである特定第3種漁港に指定されています。

全国にある13港の一覧は以下の通りです。

 

漁港名 都道府県
八戸漁港 青森県
気仙沼漁港 宮城県
石巻漁港 宮城県
塩釜漁港 宮城県
銚子漁港 千葉県
三崎漁港 神奈川県
焼津漁港 静岡県
境漁港 鳥取県
浜田漁港 島根県
下関漁港 山口県
博多漁港 福岡県
長崎漁港 長崎県
枕崎漁港 鹿児島県

 

なお、釧路港は特定第3種漁港ではなく港湾法に基づく「重要港湾」に分類されており、漁港としての法的な位置づけは銚子港・焼津港・境港とは異なります。

 

まとめ

日本三大漁港について改めて整理します。

 

  • 日本三大漁港の有力候補は銚子港(水揚げ量1位の常連)・焼津港(水揚げ金額1位の常連)に加え、釧路港・境港が3つ目の枠を争う構図
  • 2025年は水揚げ量1位が銚子港、水揚げ金額1位が焼津港
  • 日本の漁港は第1種〜第4種・特定第3種の5段階に分類され、第一種漁港は地元利用が中心の最も身近な漁港
  • 特定第3種漁港は全国に13港のみで、銚子・焼津・境港もここに含まれる

 

水揚げ量と金額、どちらの指標を重視するかで「日本三大漁港」の見え方は変わってきます。

それぞれの漁港の特色を知ると、スーパーや市場で見る魚の背景もより深く理解できるはずです。

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