口内フローラとは|簡単な改善方法・整え方やチェック方法をご紹介します(ガッテン)
口内フローラ。腸内フローラはよく話題になりますが、口内フローラはあまり聞かないかもしれませんね。ですが、健康には口内フローラも大事、ということです。
口内フローラについてご紹介します!
口内フローラ(口腔フローラ)とは何か
口内フローラとは「口の中の細菌の様子」という感じです。もっとかみくだいて言うと、口の中の細菌たちのバランスがどうなっているか、ということです。
いろんな植物が群生しているところをフローラ(flora)と言いますが、それに引っ掛けて、いろんな細菌がいる状況をフローラと呼ぶようになりました。
口の中なら口内フローラまたは口腔フローラ、腸なら腸内フローラ、といった感じですね。
口の中には常に居るべき細菌の常在菌(善玉菌)や悪玉菌などがいます。バランスを保っていればいいんですが、悪玉菌が増えてしまったら、口臭はもちろん、その他の体の不調につながることも。
そこで、口内フローラを正常に保つことが大事だと言われています。
例えば、歯周病菌の一種である「ジンジバリス菌」。これが大きな悪さをしているという調査結果があります。この菌は恐ろしくて、自力で歯茎の中に潜り込んでいき、血管に侵入していって、悪事を働きます。
- 心筋梗塞
- がん
- 関節リウマチ
- 脳梗塞
- 肝炎
これらの病気になった人はジンジバリス菌が見つかることも多いようです。口の中を清潔にして、ジンジバリス菌を退治することが健康にはとても大事、ということがよく分かります。
口内フローラを改善、整える方法
口内フローラを改善したり整える方法は簡単です。
まず第一に「毎日の歯磨き」です。これがシンプルかつ効果的とのこと。口の中の雑菌や食べ残しを取り除くことで、ジンジバリス菌を含む悪玉菌の増殖を抑えることができます。
歯間ブラシを使うと、さらにいいですね。
さらに追加して実践したいのが「緑茶うがい」です。口内フローラを整える飲み物としては、緑茶や紅茶、烏龍茶、コーヒー、ほうじ茶などがあります。中でも効果的なのが緑茶です。
飲むだけでも効果はあるようですが、その効果はかなり薄いみたいです。だからこそ「うがい」がおすすめとのこと。
100ccの水かぬるま湯にスプーン山盛り一杯の粉末緑茶を入れてかきまぜます。これでブクブクとうがいをします。
効果的なのは寝る直前。うがいをして、ゆすがずにそのまま寝ます。そうすることで、一番ガードが甘くなる寝ている間の悪玉菌の増殖が抑えられるみたいですね。
緑茶のカテキンは歯に付着することもないので、安心です。
実践している人の話では、やっぱり最初は違和感があったようですが、すぐに慣れたそうです。粉末緑茶でもいい、というのがすごく気楽に試せていいですね。
口内フローラの乱れをチェックする方法
口内フローラの乱れをチェックするのは簡単です。
- 歯ぐきが腫れている
- 歯磨き後に、毎回出血がある
- 急に口臭がきつくなった
- 口がよく乾燥する
この4項目です。1つでも当てはまるなら歯周病になっている可能性があります。歯周病になっているということは、口の中に悪玉菌が多いということです。
すぐに歯医者さんに行って、治療するようにしましょう。歯医者さんに行くのは手間がかかりますが、自分でなんとかするよりも圧倒的に効果的で早いです。
最近では予約優先の歯医者さんも増えてきましたよね。予約することでムダな待ち時間が減ります。まずは自分でチェックしてみるといいですよ。
口内フローラは健康のポイントを握るひとつの重要な要素
口内フローラは健康のポイントを握る、ひとつの大きな要素です。上にも書きましたが、ジンジバリス菌が増えると心筋梗塞やがん、脳梗塞などのリスクが上がると考えられています。
そんなリスクは不要です!ぜひ対策をしていきましょう。
まずは歯磨きですね。しっかり歯磨きをするだけでも悪玉菌の増殖を抑えられます。そしてできるなら「緑茶うがい」をするとさらにいい!口内フローラの改善で、口臭とかも減るかも!
ぜひお試しください♪